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東尋坊自殺、ドローンで防ぐ 陸からの監視にプラス

5/23(火) 8:05配信

福井新聞ONLINE

 福井県坂井市の東尋坊で自殺防止活動に取り組むNPO法人「心に響く文集・編集局」が小型無人機ドローンを導入、26日からパトロールに活用する。これまでの陸からの監視に空の監視を加えた“両面作戦”で、より多くの命を救う。

 同NPOは2004年4月に活動を始め、これまでに自殺志願者588人を保護している。ドローンの導入は、陸からのパトロールで死角になっていた岩場の陰からの飛び降りや、目が届きにくい雑木林での服毒、首つりを防ぐ狙い。国や県の飛行許可を受けたことから、カメラがついた約40センチの1機を、国の助成を受けて約37万円で購入した。

 ドローンによるパトロールは2人で行う。1人が操縦と撮影映像を確認し、もう1人は事故が起きないよう周囲に目を配る。自殺の兆候がある人を発見した場合は、ドローンの操縦を中断、2人が現場に駆けつけ声を掛けたり保護したりする。午前11時から日没までの間に随時行う方針。

 同NPOの茂幸雄代表(73)は「“鳥の目”も使って一つでも多くの命を救いたい。東尋坊を自殺ができない場所として周知したい」と話している。25日に永平寺町で訓練を行う。

福井新聞社