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大同特殊鋼、知多工場で特殊ステンレス鋼などの製鋼プロセス効率化投資

5/23(火) 6:01配信

鉄鋼新聞

 大同特殊鋼(社長・石黒武氏)は22日、メーン生産拠点である知多工場(愛知県東海市)のエネルギー効率向上を狙いに、特殊ステンレス鋼などを製造する製鋼プロセスで合理化投資を行うことを決めた、と発表した。約40億円を投じ、溶鋼物流の整流化、連続鋳造機の加熱装置更新などを実施し、連鋳比率とエネルギー効率の向上を図る。2019年初に稼働する計画。30年までに13年度比10%以上の省エネ(全社)を目指す。

 知多工場は同社粗鋼の90%を生産。粗鋼能力は年間180万トン規模で、特殊鋼一貫製鋼所として世界最大級。
 同社では、中長期省エネルギー目標として全社で「30年までに10%以上のエネルギー削減(13年度BAU比)」を策定。13年には第1弾として、最新鋭の150トン電気炉導入をはじめとする製鋼革新合理化を実施。自動車用機能構造用鋼の製鋼プロセスで大幅な生産性向上、エネルギー効率向上が実現した。
 今回、特殊ステンレス鋼などを製造する製鋼プロセスでも生産性とエネルギー効率の向上を目指し、約40億円を投じて合理化投資するもの。具体的には、まず製鋼工場内の物流設備の刷新を実施。溶鋼搬送時間を短縮し、エネルギーロス低減を図る。また、連続鋳造機のタンディッシュ予熱、加熱装置の更新(鋳造時の温度コントロール性の向上)、エネルギー転換を行う。
 これにより、従来インゴットで製造されていた特殊ステンレス鋼を連続鋳造で製造できる体制となり、消費エネルギーの大幅な低減と生産能力の拡大、安定的な量産プロセスが実現する。
 省エネと生産能力の拡大を同時に実現する今回の投資を通じ、自動車の環境対策にも貢献したい考え。

最終更新:5/23(火) 6:01
鉄鋼新聞

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