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【バレー】浅野の復活を見届けて引退を決断 大躍進の功労者、ジェイテクト・高橋和人

5/23(火) 12:00配信

バレーボールマガジン

 ジェイテクトスティングスの高橋和人選手が、第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会をもって、現役を引退した。高橋はジェイテクトの近年の躍進を支えた功労者の一人。巧みなスパイク、鋭いジャンプサーブ、そしてレシーブでチームを引っ張ってきた。黒鷲旗の準々決勝パナソニックパンサーズ戦(5月5日)に敗れた直後に、話を聞いた。

ーー黒鷲旗を終えて現役引退となりましたが、今の心境は?
高橋和人選手(以下、高橋):黒鷲だけでなく、リーグ、天皇杯、本当にやりきりました。最後にコートも立たせてもらった。

ーー引退はいつ決断したのでしょうか?
高橋和:浅野(博亮)が怪我から戻ってきて、試合に出たファイナル6の東レ戦。あそこで、あいつが下手なプレーをしたら、多分続けていたんでしょうけど、浅野は大怪我からしっかり戻って来てくれたんで「あぁもう大丈夫だな」と決断しました。

ーーその浅野選手を2年前に取材した時、「カズさんは、全てにおいて自分の上にいっている選手なので。まずはそこに達したい。自分はまだ和人さんを超えられてない」と発言していたのが印象的でした。
高橋和:そういう風に言ってくれているというのは、色々と聞いていました。ただ、別に僕が上だとかあいつが下とか、そういう考え方は全くなくて、あいつが出て勝ってくれれば嬉しいですし、逆にあいつもそういう思いだったと思う。今のチームを支えているのは、マテイ(カジースキ)だったり、日本人でしっかりと支えているのは浅野だった。浅野が戻ってきてくれたので、もう引退をしても大丈夫だと引退を決断しました。

ーージェイテクトには13年から在籍し、Vプレミアリーグ入りしたチームがどんどん強くなり順位が上がっていくのを経験しました。
高橋和:僕は正直上げちゃったチーム、身だったんで(※)、その中で(ジェイテクトの当時の)監督とか上にあげるとかしないといけなかった時に、「このチームを上げるためにこいつそういうことしたんじゃないか」と言われかねないじゃないですか。移籍をするということは。そういうリスクをしょってでも「(ジェイテクトに)来い」と言ってくれたことに対して、本当に感謝ですね。
(※編集注:高橋和人選手は12/13年シーズンは当時Vプレミアの大分三好ヴァイセアドラーに在籍していて、リーグ8位となったため、Vチャレンジ優勝のジェイテクトと入れ替え戦を行った。ジェイテクトが勝利し初のVプレミア昇格を決めた。その後、高橋は大分三好を退団し、ジェイテクトに加入した)
プレミア昇格1年目は8位という結果でしたけど、こっから上がっていけました。あとは、浅野にしろ、今日怪我ででてなかった清野にしろ、もう怪我ができない状況だった。代わりがいないんで。例えば、今シーズンでいえば、浅野が怪我していた時はマテイが、あいつが戻ってくるまで踏ん張ればいいというのもあったし、清野が悪ければ古田がいた。そこがもういないってことで、そこは少し心配だけど、いつかはそうなることなんで、いつまでもいても頼りっぱなしというわけにもいかない。

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