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宇宙の仕事、何がある? 技術職も文系の事務職も…JAXAに聞いた

5/23(火) 12:00配信

高校生新聞オンライン

宇宙の仕事、何がある? 技術職も文系の事務職も…JAXAに聞いた

 宇宙の仕事と聞くと、まず思い浮かぶのは宇宙飛行士だろう。だが、それだけではない。宇宙に関わる仕事は多種多様だ。今回は、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の職員として4月で3年目を迎える若手研究者・杉村さゆりさんに、仕事内容やこの仕事に就くまでの歩みなどを聞いた。
(中田宗孝)

宇宙と電力に関わる研究者

 私は主に、宇宙機の電気に関わる研究をしています。具体的には、人工衛星に搭載されている各機器に、どの程度の電気を分け与えるのかを決める「電力制御器(パワーコントロールユニット)」を「今よりも長持ちさせられないか」「小型・軽量化できないか」と考えるのが仕事です。

 研究開発に行き詰まることもあります。それでも、私のアイデアを先輩たちに「いいね、面白い」と褒められたときは、やりがいを感じ、自信にもなります。いつか、誰もが認める電力制御器を開発して、実際に使われることが大きな目標です。

きっかけは「はやぶさ帰還」

 高校時代は、文化祭の演劇用の衣装制作に率先して取り組むなど、ものづくりが好きな生徒でした。宇宙の仕事に興味を持ったのは大学3年生の時。小惑星探査機「はやぶさ」の帰還のニュースに夢中になったんです。大学院進学のため、はやぶさを開発した宇宙科学研究所を見学する機会と重なり、宇宙への関心がより強くなりました。宇宙の仕事に携わりながら世の中のためになるものづくりがしたい、という思いからJAXAに入り、今に至ります。

深く考える力を養おう

 宇宙に関わる仕事に就こうと頑張っている高校生の皆さんには「何事も深く考える力を養おう!」と伝えたい。普段の日常生活で思わぬハプニングに出合うことがあるはず。そんなときは「なぜそうなったんだろう」と疑問を抱き、じっくりと考えてみてください。宇宙の仕事は、固定観念に縛られず、広い視野で取り組むことが大切。目の前で起こった出来事や現象を深く考え続ける毎日が、宇宙の仕事に必ず役立ちます。(談)

文理幅広いJAXAの仕事~広報部に聞く

 ロケット、人工衛星、宇宙ステーションの開発や運用、宇宙・航空技術の研究開発などの技術職がある。フライトサージャンという宇宙飛行士を専門に診る医師もいる。JAXAにはどんな仕事があるか、広報部に聞いた。

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