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「引っ越しだモ~」牛70頭が大移動 岡山・蒜山高原、牛舎から牧草地へ

5/23(火) 22:25配信

山陽新聞デジタル

 新緑の季節を迎えた岡山県真庭市蒜山高原で23日、百合原牧場(同市蒜山中福田)のジャージー牛約70頭が冬から春にかけて過ごした牛舎から、約4キロ離れた牧草地(約36ヘクタール)へと大移動した。高らかに響くひづめの音が高原に初夏の訪れを告げた。

 牛舎と牧草地が離れた場所にある百合原牧場ならではの風物詩。地元酪農関係者ら約20人の「それ行け」「来い、来~い」という掛け声や軽トラックのクラクションの音に誘導され、牛たちは一斉に牧草地へ出発した。

 5~10頭ほどの群れになって行進。運動不足や強い日差しの影響からか、ゆっくり歩いたり、立ち止まったりする牛が多く、“引っ越し”は例年より10分ほど遅れ、約1時間で完了した。牧草地では疲れを癒やすようにのんびりと草をはんでいた。放牧は雪が降る前の11月中旬まで続く。

 沿道には見物客も訪れ、岡山市中区の自営業男性(55)は「蒜山独特の光景が見られて満足。一生懸命に走る牛たちが愛らしかった」と話した。