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北朝鮮が再びミサイル発射 米中は「100日モラトリアム路線」か

5/23(火) 16:10配信

AbemaTIMES

 北朝鮮メディアは、中長距離弾道ミサイル「北極星2」の発射実験が再び成功し、金正恩委員長が現地でミサイルの実戦配備を承認したと伝えた。

 5月22日付の労働新聞には、「北極星2」の打ち上げの瞬間を金委員長が朝鮮労働党幹部らと見守る姿が掲載された。日時は明らかにされていないが、21日の発射の際の様子とみられる。金委員長は「100点満点で完璧だ。完全に成功した戦略兵器だ」と満足し、ミサイルの実戦配備を承認した上で、量産化を指示したという。また、ミサイルに搭載されたカメラで、宇宙から地球を撮影したとする映像も公開され、金委員長は映像を観て「本当に気持ちいい。世の中が美しく見える」と話したとされる。

 これに対し、菅官房長官は「(北朝鮮の核ミサイルの)開発を阻止するためには、北朝鮮の外貨収入を減少させるとともに、核ミサイル関連の貨物や技術の移転を防止すること、こうしたことも重要だと思っている」と、日本独自の制裁措置を継続するとともに、韓国やアメリカだけでなく、中国やロシアとも連携して対応する考えを強調した。

 テレビ朝日コメンテーターの川村晃司氏は、いつもは早朝に発射されているミサイルが、今回は夕方に発射された点について言及。「いつも早朝と言われているが、我々はいつでもどこからでも指示があれば発射できる」という態度を示しているのではとの見方を示した。さらに、アメリカが12兆円もサウジアラビアに武器を売却していることを踏まえ、「『我々はそんなお金がなくたって』と、ある種見せつけることによってこれからアメリカと対話するそのカードを高く持たせようと、そういうことにも思える」と話した。

 また、国際的な制裁の可能性については「中国がアメリカと話した際に『対話の方向性も考えて欲しい』ということを伝えた。アメリカと中国の間には「100日計画」という経済の話があるが、一方で100日間は北朝鮮の様子・動きを見ようという『100日モラトリアム路線』というのも言われている。北朝鮮にとっては、どこまでやればアメリカが反応するのか見極める段階」であるという。

 北朝鮮との間に拉致問題を抱えている日本。「日本が知らないところでアメリカと北朝鮮はこれまで何回も話し合いをしてきている。したがって拉致被害者についての情報を韓国とも連携しながら、情報を共有することが必要。そんなに時間はないんだということ」と、川村氏は今後の日本の取るべき対応について語った。
(AbemaTV/原宿アベニューより)

最終更新:5/23(火) 16:10
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