ここから本文です

江戸川高3殺人事件で無期懲役判決 遺族「頑張れたよって抱きしめて言いたい」

5/23(火) 19:58配信

BuzzFeed Japan

都立小岩高3年の岩瀬加奈さん(当時17歳)が2015年11月、東京都江戸川区のアパートで殺害された事件で、東京地裁(島田一裁判長)は5月23日、青木正裕被告人に求刑通り無期懲役を言い渡した。岩瀬さんの父・正史さん(48歳)と、母・裕見子さん(49歳)と姉・伊藤咲貴さん(23歳)が判決後に記者会見した。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

父親は「非常に残念です」と肩を落とした。遺族は死刑判決を求めていたが判決は無期懲役。父は「(※死刑基準の)永山基準が一つの大きな壁になったかなと率直に思いました」と語った。

永山基準とは裁判所が示した死刑基準のことで、犯行の性質や動機、手段、被害者数や、犯人の年齢、前科、情状などを考慮して、やむを得ない場合に死刑が許されるというものだ。

正史さんは語る。

「他の事件との公平性といいますが、こういう犯行が行われて、犯人が裁判中にこういう態度を取っている…同じ事件ってないはずなんですよ」「被害者が1人でも死刑になったケースはあります。じゃあ、加奈の場合、どんな事情があれば死刑になったのかを逆に聞いてみたいです」

青木被告人と加奈さんは、同じバイト先で働いていたことがあった。判決によると、青木被告人は2015年11月12日午後1時20分ごろ、自宅アパートで岩瀬さんの首を締めて殺害し、性的暴行を加えようとしたが目的を遂げず、財布から現金7500円などを奪うなどした。

今回の裁判全体について、遺族はどう捉えているのだろうか。

姉・咲貴さんは「後悔はありません」と話す。

「裁判に至るまでの時間は長くて辛いものでした。加奈がいてくれたから(裁判員裁判の)5日間、やってこれた。加奈のおかげでいま、ここに4人でいられると思っています」

裁判が始まる前、遺族は「本当のことが知りたい」と語っていた。

青木被告人は初公判で起訴内容を認め、「申し訳ございません」と謝罪したが、その言葉をどう受け止めたのか。

遺族は「反省は感じられなかった」と声を揃えた。

裕見子さんは「本当の犯人の気持ちはわからなかった」という。

最も気になったのが、捜査段階での調書と、法廷での証言が食い違っていたことだという。「ウソだろと声を大にして言いたかった」と裕見子さん。

正史さんも「できるなら、あの場で怒鳴りつけてやりたかったですが、それも叶いませんので……」と続けた。

1/2ページ

最終更新:5/23(火) 19:58
BuzzFeed Japan

Yahoo!ニュースからのお知らせ