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何が悪い?加計学園問題 背景に官邸vs文科省の対立も

5/23(火) 16:58配信

AbemaTIMES

 加計学園の獣医学部新設をめぐって、国会が紛糾している。

 問題がクローズアップされることになったのは、民進党が入手したある文書によってだった。文部科学省の職員が作成したものも言われており、「これは官邸の最高レベルが言っている事」「これは総理のご意向だと聞いている」といった文言が並んでいる。

 17日、菅官房長官は「『官邸の最高レベルが言っている』だとか『総理のご意向だと聞いている』というようなことは全くなく、総理からも一切指示はない」と反論、19日には松野文部科学大臣も「共有ファイル等の中に該当する文書の存在は確認できなかった」と語るなど、野党側と真っ向から対立している。

 また、学園の加計孝太郎理事長が安倍総理の学生時代からの友人であるということも、問題視されている理由の一つだ。二人はゴルフや会食を数か月おきにする仲で、2015年のクリスマスイブも一緒に過ごしていたという。

 今年3月の衆議院予算委員会では、社民党・福島瑞穂議員からの「政策が歪められているんじゃないですか」との質問に安倍総理は「彼から頼まれていないので働きかけてもいません。もし、働きかけているという確証があれば責任を取りますよ」と答弁していた。

■地元では騒動に困惑の声も

 獣医学部の新設予定地である愛媛県今治市の生産年齢人口(15~64歳)は、2005年の約10万6000人に比べ、2015年には約8万6000人と、10年でおよそ2万人減少、“若者離れ“が進行している。そんな今治の地で獣医学部新設に手を挙げたのが、学校事業を手がける加計学園だった。計画には京都府も名乗りを上げたが、「同じ地域に獣医学部2つは開設しない」「『平成30年度に開設する』条件をクリアできない」との理由で、今治市だけが新設予定地となった。

 今回の騒動について「戸惑いがある」と苦笑するのは、今治市議会議員の井出洋行氏。「正直な話、せっかく待ち望んでいた学園都市ができるんだなという気持ちに水をさされたというか、迷惑ですね」と話す。

 今治市に住む今治MANZAI塾塾長の森純野さんは「僕の知る限り、今治のみんなは獣医学部の新設はウェルカムだ。これ以上騒いで入学する方が減ってしまったら大迷惑なので一刻も早く解決してほしい。おばあちゃんおじいちゃんばっかりだから若い子に来てほしい」と胸の内を語る。

 市民に話を聞くと「新しい若い子が今治に入ってきて人口的にも活気が出るなら大いに歓迎すべきやなと思う」「若い人にしか出来ないことがあるし、地域の活性化に繋がると思うので大学が出来ること時代は賛成」と、活性化に繋がると歓迎ムードだ。一方、「ニュースが流れる前から私は反対だった。無償でやってしまったらいくら何でも今治の懐がもたない」という反対の声も聞かれた。

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最終更新:5/23(火) 16:58
AbemaTIMES