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S&P、ブラジルを格下げ方向「クレジットウオッチ」に-政治不安で

5/23(火) 11:01配信

Bloomberg

S&Pグローバル・レーティングは22日、ブラジルのソブリン格付けを引き下げ方向での「クレジットウオッチ」に指定したと発表した。テメル大統領に関する疑惑で政治の不確実性が急激に高まり、財政調整が滞るリスクがあると指摘した。

格下げ方向のクレジットウオッチ指定は、格付けが3カ月以内に引き下げられる可能性を意味する。S&Pは現在、ブラジルの格付けを投資適格級を2段階下回る「BB」に設定している。

テメル大統領が前下院議長のエドゥアルド・クーニャ被告への支払いを承認する様子をひそかに録音したテープが最高裁判所に提出されたとの報道を受け、ブラジルの政治は大混乱に陥っている。テメル氏は不正を強く否定しているが、コンサルティング会社ユーラシアによると、同氏が任期を全うできない可能性は70%に高まった。従来は20%だった。

ブラジル財務省は、財政均衡を目指す構造改革などを通じて経済の回復に取り組む方針をあらためて表明した。

原題:S&P Says Brazil’s BB Rating May Be Cut on Political Uncertainty(抜粋)

Julia Leite

最終更新:5/23(火) 11:01
Bloomberg