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ユーロ圏:5月総合PMI、6年ぶり高水準維持-物価は弱含み示唆

5/23(火) 18:49配信

Bloomberg

ユーロ圏の製造業とサービス業を合わせた5月の経済活動は約6年ぶりのハイペースでの拡大を続けた。IHSマークイットは、金融引き締めを正当化する状況だが弱い物価動向が阻んでいると指摘した。

同社が23日発表した5月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)速報値は56.8と、2011年以来の高水準を付けた前月から変わらず。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では56.7への小幅低下が見込まれていた。製造業活動が過去6年強で最高のペースに加速した一方、サービス業活動はやや減速した。

非伝統的金融緩和策の縮小方法に関する論議を準備している欧州中央銀行(ECB)は、景気回復が底堅く、裾野が広がったことを裏付けるデータを待ちわびている。PMIは景気回復の継続を示唆する一方、投入価格は基調的な物価圧力が今年下期に弱まる方向にあることを暗示する。

IHSマークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「PMIデータは5月のユーロ圏経済が引き続き目覚しく堅調だったことを示した」とし、4-6月(第2四半期)の域内総生産(GDP)成長率が0.4%前後との市場予想は悲観的過ぎたと言うことになるかもしれないと指摘。ただ「PMIが示唆する経済成長のペースは、歴史的にECBがタカ派姿勢を取る水準に一致」するものの、「物価圧力が低下し、緩和縮小を急ぐ必要がないという論拠を後押しするだろう」との見方を示した。

IHSマークイットによれば、5月の製造業PMIは57.0と、前月の56.7から上昇。製造業PMIは56.2で、4月の56.4を下回った。ユーロ圏に先駆けて発表されたフランスとドイツの総合PMIはいずれも上昇した。

原題:Euro-Area Growth Faces Upside Risk as Weak Prices Restrain ECB(抜粋)

Alessandro Speciale

最終更新:5/23(火) 18:49
Bloomberg

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