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約10年で8割減の広告インプレッション、リスティング広告の効果はなぜ下がったのか

5/24(水) 7:06配信

Web担当者Forum

心得其の504

 

消えた8割の客

都内の繁華街にあるヘルスケア系の路面店は、10年前の開業当初、ミニコミ誌やポスティングで集客していました。しかし、ライバル企業の多さもあり、費用対効果が悪く廃業か移転を考えるほど追い込まれます。

あるとき、知人から同様の状況からリスティング広告(検索連動型広告)で大逆転した事例を聞き、Webの集客に注力すると決意します。その大逆転劇に関与していた私のところに相談に来たのが9年前のこと。

いまでは一般化しているリスティング広告のノウハウをレクチャーして実践すると、経営が軌道に乗りはじめ、サイトの改良を経て安定飛行に入り、自ら運用するようになります。

その店から何年かぶりに、新規客が減少傾向にあるという相談を受けました。持ち込まれた資料を見てビックリ。Yahoo! JAPANのリスティング広告である「Yahoo!プロモーション広告」のインプレッション(表示回数)が激減していたのです。語弊を怖れずに言うなら、当該キーワードの検索人口の8割がどこかに消えたということです。

 

むしろ高まるコスパ

お客が持ち込んだ2009年の資料と、最新の2017年の同月比で64万から13万へと激減。リスティング広告の微調整はしていましたが、出稿したキーワードの量や内容はほぼ同じです。

「10年近く、何も手を打たなければ当然」と思うでしょう。しかし、オーナーは広告文やキーワードの微調整を続けており、資料をよく見るとクリック数はほぼ横ばいの同95%、CPCは59%、月あたりの広告費も連動して下がっており、コストパフォーマンスは大幅に改善されていたのです。ヤフーにおけるリスティング広告の改善策は実っていたといえます。

リスティング広告経由のすべてが新規客とは限りませんが、影響していることは明らかです。なぜ新規客は減っているのか、ヘルスケア界隈は同業者に加えて、店頭のセルフケアグッズが伸長しており、Webのアプローチだけでは確たる結論はでません。

Web以外、その他の課題もあることから、まったく別の角度からの施策を提案します。ただし、検証過程で浮かんできたいくつかの推定は、同様の悩みを抱えるWeb担のヒントになることでしょう。

 

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最終更新:5/24(水) 7:06
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