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「世界が滅ぶ」マヤ予言はどこいった? 専門家が語る予言のカラクリ 「滅亡マニア」年1回は滅んでる?

5/25(木) 7:00配信

withnews

 「世界が滅びる」から「大災害が起きる」まで、今も昔もいろんな予言が生まれては消えていきます。少し前には「マヤの終末予言」っていう言葉をよく聞きましたよね。そういえばあれって、どうなったんだっけ? 専門家に聞きました。(朝日新聞東京社会部記者・原田朱美)

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「マヤの終末予言」って、そういえばありましたよね

 皆神龍太郎さん(ペンネーム)は、超能力から、ネッシー、ツチノコ、死後の世界、生まれ変わり、水素水、ホメオパシーまで。超常現象かいわいのテーマを30年間取材し続けている、専門家です。

 超常現象に興味津々な若者たちを前に、語ってもらいました。

毎年、世界が滅んでいたようです

若者:ちょっと前まで、「マヤの予言」っていうのをよくネットで見ました。世界が滅亡するとかなんとか。あれって結局、どうなったんですか?

皆神さん:ああ、ありましたねえ「マヤの予言」。2012年12月21日か23日に「世界が滅亡する」という予言でしたね。なぜ、その日に滅亡するということになっていたのか覚えている人いますか? 

若者:あれ? なんでしたっけ?

皆神さん:外れた予言のことなんて誰も覚えていませんよね。そんな風に、みんな過ぎたことはすぐに忘れちゃうから、十年一日のごとくというか、雨後の竹の子のようにというか、新たないい加減な予言が次々生まれてくるわけです。

若者:なるほど(笑)

皆神さん:マヤの予言は、2012年末で、マヤの暦が終わってしまうからそこで世界が滅びる、というのが理由でした。でもこれ「滅亡予言マニア」な方々が後になって勝手に言い出したことで、古代マヤ人は、この日に世界が終わるなんてひと言も言ってなかったんです。

若者:じゃあマヤの人たちにとったら「予言なんてしてないよ」って話なんですね。

皆神さん:ええ。そのことは、朝日新聞でも記事にしてもらいました。

皆神さん:マヤの人々は非常に精巧な暦を作っていました。いろいろな周期を持つ暦を作っていたのですが、その中でも約5130年と周期が大変に長い「長期暦」というのがありました。その暦は紀元前3114年8月11日に始まって、それから約5130年後に一巡目が終わるという暦でした。その終わりの5130年後に当たるというのが、2012年12月末だったというわけです。

若者:ずいぶん気の長い暦ですね。

皆神さん:我々が使っている西暦は、12月31日に一度終わるけど、ちゃんと次の日は1月1日になって新年が始まるでしょ? マヤの人々だって、長期暦の一巡目が終わったら、次の長期暦が新たに始まると考えていて、世界が終わるなんて思っていなかったようです。長期暦よりさらに長い暦も見つかっているんですよ。例えば、2京8285兆年をさらに1兆倍する、という気が遠くなるような未来までの暦を刻んだマヤの石碑も見つかっています。

皆神さん:そもそも世界各国各民族ごとにいろいろな暦が使われていて、マヤの暦はそのうちのひとつに過ぎないのに、なんで世界中がマヤの暦に従って滅亡しなきゃならないんでしょう。素朴に考えてもヘンでしょう?

若者:しかし。古代マヤ人がまったく言っていないものが、なんで「終末予言」なんて騒がれるようになったんですか?

皆神さん:無責任に、そういうことを騒ぐのが大好きな「滅亡マニア」の人やメディアがいるからです。世界が終わると警告してきた終末予言って、本当にいくらでもあるんですよ。世界滅亡の予言をまとめた「終末予言年表」といった年表があるんですが、それら年表を見ると、平均して年に一回以上は世界が滅んでいた勘定になるようです。

若者:滅びすぎ(笑)

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最終更新:5/25(木) 7:00
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