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日本統治時代の建築物修復例また一つ 台北工業学校紅楼で除幕式/台湾

5/24(水) 11:58配信

中央社フォーカス台湾

(台北 24日 中央社)台湾では近年、日本統治時代の古い建物を修復して再利用するケースが多く見られる。台北科技大学(台北市)でも昨年から始まっていた市指定の古跡「台北工業学校紅楼」の修復工事が完了し、23日に除幕式が行われた。

台北科技大学は台湾で最も歴史が古い工業学校の一つ。前身は日本統治時代の1912年に創設された工業教習所で、数度の改称や合併を経て1923年に台北州立台北工業学校となった。紅楼は1926年に書庫として建てられた赤れんがの2階建ての建築。ひさし部分や柱、壁面など随所に当時の建築様式の特色が見られ、通気孔などには工業学校時代の校章がはめ込まれている。20世紀初頭の学校建築として、歴史的にも文化的にも高い価値を持つとされる。

同校によると、紅楼は、土木・建築・機械・電機4科の生徒たちが自らの手で完成させたもので、実践を重視する同校の精神を象徴している。今回初めての修復工事を行うに当たってもこの精神にのっとり、資金調達から設計、工事の全てにおいて卒業生や在校生、教師らが奔走した。

紅楼は当初の姿のままで修復され、今後は展示、集会、貴賓の接待などのために使用されるという。

(許秩維/編集:塚越西穂)