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【香港】キャセイ、従業員2百人を追加削減か

5/24(水) 11:30配信

NNA

 香港の航空大手、キャセイパシフィック航空が、年内に従業員200人を追加で削減するとの観測が浮上している。同社は22日、香港の本社で働く従業員約600人の削減を発表したばかり。23日付サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。
 消息筋によると、新たに職務等級の低い従業員200人を削減する可能性があるという。キャセイ航空の広報担当者は22日時点で、追加リストラについてのコメントを控えている。
 従業員600人の削減計画では地上職、パイロット、客室乗務員(CA)などは対象外。ただ23日付スタンダードによると、CAの間でもリストラに対する懸念は広がっているという。キャセイは向こう1カ月内に解雇の旨を通知し、年内にリストラを完了する計画だ。
 ■リストラ効果限定的か
 従業員600人の削減を受け、人件費は年約5億HKドル(約71億4,200万円)程度減る見通し。ただ人件費全体でみると6%程度にすぎず、3月に目標として掲げていた30%削減にはほど遠い規模となっている。
 スイス金融大手のクレディ・スイスは、高級・中級管理層の削減により、管理層での意思決定のスピードが早くなると利点を指摘。ただ、解雇となる従業員への補償などにコストがかさむため、今年度の赤字額の大幅な削減にはつながらないとみている。
 業界内では、キャセイ航空の2017年12月期の赤字額が9億HKドル規模に達するとの見方が広がっている。

最終更新:5/24(水) 11:30
NNA