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サラリーマンの8割「人事評価と給与は連動していない」 経営者は誤解

5/24(水) 7:10配信

経営者online

従業員の7割が会社の人事評価制度について満足していないという結果が、評価と給与に関するインターネット調査によって明らかになった。経営者と従業員の間に、人事評価制度によってギャップが生じている。

■経営者は「従業員が満足していると」誤解している

調査は3月中旬、株式会社あしたのチームが実施。有効回答数は1200人で、うち400人ずつ会社経営者、人事担当者、従業員に分かれている。

「あなたの会社の『人事評価』ついて従業員は満足していると思いますか」という質問に対し、経営者の67.3%は「満足していると思う」「やや満足していると思う」と回答した。

しかし、「あなたは、会社の『人事評価』について満足していますか」という質問に対して従業員の70.6%は「満足していない」「あまり満足していない」と回答した。経営者と従業員の間に人事評価への満足度に大きなギャップがあることがわかる。

■給与と人事評価の連動を感じることがない

同じく大きなギャップが表れているのが、人事評価と給与の関連性だ。「あなたの会社では、人事評価と給与は連動していますか」という質問に対して、経営者の71.0%は「連動している」と答えている。

それに対し従業員の32.8%は「連動していない」48.5%は「わからない」と回答している。合わせて7割以上の従業員は、給与と人事評価が連動しているとは感じることができていないということになる。

連動していないと回答した理由は、「頑張っても給与が安いから」「昇給がないから」「年功序列だから」などがあった。わからないと回答した理由には「評価に関わらず、給与の差がみられるから」「人事評価点は当人にもまったく知らされず、目標の具体性がわからないから」「評価内容が不透明であり、また仕事の成果に関わらず賃金がほぼ一定だから」などというものもある。

では、給与はどのように決められていると従業員は感じているのだろうか。「あなたの給与は、どのように決められていますか」という質問で最も多かった回答は「社長の独断」で34.3%を占めた。次いで「人事評価制度」が23.2%、「人事または上司との面談」が13.0%だった。

回答を従業員の人数別に分けてみると、30名未満の会社では特に「社長の独断」という回答が多く、52.2%となった。従業員者数が少ない会社ほど、社長のワンマンであると感じることが多いようだ。

人事評価に対する従業員の満足度は、経営者側が思っているよりもかなり低いことが今回の調査で判明した。人事評価が給与に反映されていると感じることで、仕事へのモチベーションは大きく変わるはずだ。透明性のある人事評価と、それが反映されているという実感が、今後の企業成長にも大きく関わることとなる。

最終更新:5/25(木) 18:49
経営者online