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いかだで与那国島目指す 最年長は78歳/台湾

5/24(水) 15:26配信

中央社フォーカス台湾

(花蓮 24日 中央社)中高齢者10人を含むチームが23日、3万年前に先住民が採用していた制作方法を模して作り上げたいかだに乗り、沖縄県与那国島を目指して東部・花蓮を出発した。挑戦するのは台湾海洋大学(基隆市)の元教授で蘇帆海洋文化芸術基金会の董事長(会長)、蘇達貞さんの指導の下、訓練を行ったチーム。最年長は78歳だという。

蘇さんは中高年や高齢者と2016年夏、東部・蘇花海岸の清水断崖にカヌーで挑戦。その後、メンバーらは話し合って今回の与那国島への航海を決めた。蘇さんによると、今回用いるのは、かつて台湾東海岸の先住民が与那国島へ渡る際に使っていた方法とルート。今年2月にメンバーといかだの材料となる竹を山で探すところから開始した。4メートルある竹を100本余り集め、麻縄で縛り、4艘のいかだを完成させたという。

蘇さんは大学で教えていた頃から、海洋に関する教育に力を注いできた。過去にも若者らとカヌーで沖縄を目指すプロジェクトに挑んでおり、その様子は2015年に公開されたドキュメンタリー映画「夢想海洋」にまとめられている。

今回の航海には中高齢者10人の他、「夢想海洋」プロジェクトの5人も参加。2人1組でいかだに乗り、花蓮から110キロ離れた与那国島を目指す。順調にいけば2~3日で到着する見通し。3艘のヨットが同行し、同チームの挑戦を見守る。

(李先鳳/編集:楊千慧)