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打率リーグ最下位でも G小林誠司が菅野に“恩返し”の一打

5/24(水) 12:57配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 巨人が敵地・甲子園に乗り込んだ23日の阪神戦。値千金の1点を叩き出したのは、「セ・リーグで最も打てない男」だった。

 巨人は0-0の七回、六回まで3安打に抑えられていた阪神・秋山から2死二塁のチャンス。阪神バッテリーは中井を“敬遠”で歩かせ、小林誠司(27)との勝負を選択したが、小林が右翼線へ適時二塁打。打率は試合前までリーグ最下位の.161。得点圏でも.133の打者が、6試合ぶりとなる安打で勝利に導き、「バットに当てることしか考えていなかった」と汗を拭った。

 巨人先発の菅野は1点をもらったその裏、無死一、二塁のピンチを招いたものの、3者連続三振。7回115球を投げて6安打無失点。リーグ単独トップの6勝目(1敗)、1.58とした防御率も同1位を奪い返した。

■「菅野ありき」で得た出場機会

 小林にとっては“恩返し”の一打である。さるチーム関係者がこう言う。

「2人は大学ジャパン時代からの仲。小林の入団時に菅野が『昔からの友達』と言ったように、小林が新人の時からエースの菅野に相棒として指名され、同学年で息が合うことが首脳陣に認められて出場機会を増やしてきた。この頃はまだ、絶対的正捕手として阿部が君臨していただけに、小林にとっては大きな後ろ盾となったはず。3月のWBCもそう。小久保監督は当初、菅野の専属捕手としての起用を明言していた。その後、強肩を武器に正捕手に座ったが、常に菅野ありきで機会を得てきた」

 前回の阪神戦のリベンジにも成功した。菅野が4試合連続完封勝利をかけた9日の試合で8回4失点。偉業を阻まれ、今季初黒星を喫していた。菅野は「前回、阪神にやられてからずっと打者の研究をしてきたし、捕手の(小林)誠司と絶対に今日は勝とうと言っていたので良かった」とバッテリーの共同作業を強調した。自身が完封しても「誠司のおかげ」が口癖。鉄砲肩以外はなかなか評価されない小林を、菅野だけは評価してくれる。たまにはバットで援護してもバチは当たらない。

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