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亀梨和也が「美しい星」特別講義にサプライズ登壇 リリーの童貞いじりに会場爆笑

5/24(水) 19:55配信

映画.com

 [映画.com ニュース]三島由紀夫の異色SF小説を映画化する「美しい星」を題材にした特別授業“三島由紀夫と映画「美しい星」”が5月24日、東京・明治大学駿河台キャンパスで行われ、スペシャルゲストとして主演のリリー・フランキー、共演の亀梨和也、吉田大八監督が参加した。同大学の文学部文芸メディア専攻・伊藤氏貴准教授による特別授業に出席した学生たちは、リリーと亀梨のサプライズ登場に驚くばかり。リリーは「亀梨君がいてよかったよ。いないとサプライズにならないからね」としてやったりの表情を浮かべていた。

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 原作は、三島が1962年に発表したSF小説。物語の舞台を現代に置き換え、突如「宇宙人」として覚醒した平凡な家族が、騒動に巻き込まれていくさまを描く。大学生時代に同作の映画化を決意した吉田監督は「当時カッコイイ小説だと思ったんです。それまであまり三島の小説には触れてこなかったんですが、こんなラストは経験したことがなかった」と告白すると、リリーが「(三島は)僕らの世代ではポップスターとしてイケてる存在。三島が生きていたら本作は面白いと言ってくれるはず。原作に色々な要素をミックスして生まれ変わらせているから」と続けた。

 「現代に合わせて物語が“アップデート”されている」と本作を絶賛する伊藤氏が「当時の純文学の作家が宇宙人を題材に小説を書くことは中々思いつかないのではないか」と発言すると、吉田監督は「スピルバーグ作品や『スター・ウォーズ』がない時代にUFOをモチーフにした小説を出すことはキワモノ扱いされるのはわかっていたのかも。三島さんはギリギリのところに突っ込むという姿勢がすごい」と切り返した。すると、本作のために三島について学んだ亀梨が「三島由紀夫と石原慎太郎は一緒にUFOを探していた」というトリビアを披露。その言葉を受けてリリーは「UFOというのは、当時すごくモダンなものだったんでしょうね」としみじみと語っていた。

 この日、リリーは質問を投げかけられた学生たちを「親に可愛がられている感じだね。信州出身でしょ?」「お兄ちゃんいそうだね」「次の質問者は童貞の人がいい」「童貞は44歳で魔法使いに、女子は妖精になれるから」と徹底的にイジり倒し、爆笑をかっさらっていた。だが進路に悩む学生に対しては「なりたいものは今でもわからない。今でも“大人になったらしたいこと”を考えるし、なにかになりたいというのは早々に決めなくてもいいと思うよ」と真摯なアドバイスを送っていた。

 また、役作りについて問われた亀梨は「吉田監督に身を委ねた形。セリフの抑揚や発音、目線に関してとても細やかに演出してくださったので、監督の脳みそにある映像をしっかりと体現することを意識しました」と話すと、リリーは「宇宙人」という設定上「こればっかりは役づくりのしようがない」と補足。さらに「吉田監督のどうかと思うほどの神経質な演出は、文学部の生徒だったら教わることがあると思う。例えば僕も文章を書く時、句読点をしっかりと打つことにこだわっている。『読ませる』『止める』『改行させる』というのは句読点が一番手っ取り早い。吉田監督の演出にも、その意識があるんです」と吉田流の演出を分析していた。

 「美しい星」は、5月26日から全国公開。

最終更新:5/24(水) 20:01
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