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阪神・糸井 不振脱出へ落合流のススメ

5/24(水) 16:58配信

東スポWeb

 首位の阪神が23日の巨人戦(甲子園)を0―1で落とし、今季2度目の完封負けを喫した。2011年以来となる大阪タイガース時代の“黒虎ユニホーム”で出陣したが、Gのエース・菅野の前に打線が沈黙。特に目も当てられなかったのが3度の好機に凡退するなど絶不振のFA砲・糸井嘉男外野手(35)だ。本紙評論家の伊勢孝夫氏が超人復活に向けて緊急提言した。

【伊勢孝夫 新IDアナライザー】無敵だった菅野から4点を奪い、土をつけた前回9日の試合で私は「これで大丈夫と思ったら痛い目に遭う」と警鐘を鳴らしたが、その通りの敗戦となった。なかでも心配なのが糸井の状態だ。自己ワーストの24打席無安打という数字が示すようにまさにどん底。象徴的なのが6回、先頭で迎えた3打席目の凡退だ。1ボールから外めの直球を打って二ゴロに倒れたが、いつもの糸井ならば間違いなく安打にしているボール。菅野にとっては失投ともいえるコースだった。同じところに来た直球を次の打者の福留はしっかり左前へはじき返している。

 糸井の不振の要因は右腰の開きが早くバットの先が早く出過ぎること。打者にとっては陥りやすい悪癖で最も直しにくいものでもある。金本監督は「何とかしようという気持ちは持っているし、乗り越えてくれると思う」と話しているが、さらに深刻化しないためには早急な手当てが必要だ。

 私ならば“落合流山なり練習”を取り入れる。打撃投手に山なりのボールを投げさせ、それを中堅から逆方向に打つというもの。落合博満氏が現役時代に行っていたが、確実にとらえるためのタメを作る訓練になり、右腰の開きの早さを矯正するにはうってつけだ。人気球団にFAで加入した糸井は今、これまで感じたことのない重圧に悩まされているはず。しかし、阪神という伝統球団で活躍するためにはここを乗り越えないといけない。

 打線が停滞気味でチームとしても我慢のしどころだ。金本監督は「順位は気にしていない。貯金をすることだけを考えている」と話しているようだが、注意すべきなのはとにかく連敗をしないこと。若い選手が多いだけに大型連敗に陥る危険性があるからだ。首脳陣も重々承知だろうが、貯金9といっても落ちるときはあっという間。どれだけ負けても3連敗で止めることをノルマにするべき。巨人や広島の戦いぶりを見ても今後大きな戦力アップは見込めず、セ・リーグは横一線。現在、首位にいる阪神は断然有利だ。球宴前まで貯金10前後をキープできれば、優勝の確率は高くなるはずだ。(本紙評論家)

最終更新:5/24(水) 17:06
東スポWeb

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