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JASRAC ボブ・ディラン引用の京大に著作権使用料「請求はしません」

5/24(水) 18:20配信

東スポWeb

 JASRAC(日本音楽著作権協会)は24日、東京・渋谷区のけやきホールで定例会見を開いた。

 米歌手ボブ・ディラン(76)の歌の一節を京都大学の山極寿一総長が入学式の式辞で紹介し、この式辞が京大ホームページに掲載されたことで、JASRACが使用料を京大側に請求したことが一部で報じられたことについて、質問が集中した。

 同協会の浅石道夫理事長は「何か結論が出た、JASRACが何か請求したとかはない」と完全否定。「ネット配信における著作物の引用を含めて、京都大学さんはどういう考えを持たれているかの話し合いをしている中で、なぜかああいう記事が出てしまった。京都大学さんもJASRAC側も非常に遺憾です」とコメント。その上で「JASRACは引用として判断している。(著作権使用料を)請求はしません」と明言した。

 また、JASRACが楽器の演奏を教える音楽教室から著作権の使用料を徴収する方針を決めたことをめぐり、音楽教室大手「ヤマハ音楽振興会」が、教育目的で支払い義務がないことの確認を求める訴訟を、7月にも東京地裁に起こす方針を固めたという件についても質問が飛んだ。

 浅石理事長は「教室側からはJASRACに一切お話がきていないし、文章で通知されたこともない。具体的な話し合いは一歩も進んでいません。私たちは話し合いの中で解決できると判断している」と話した。

 JASRACに批判的な声もあるが、いではく会長は「まず私たちはクリエートするもの、そこが全ての出発点と考えている。利用する側は、そこに敬意があって出発している認識をもう少し持ってもらいたい。空気と水と音楽、目に見えないものはタダなんだという風潮が、世の中にあること自体が困ったことだと思っている。クリエートしたものに対して正当な報酬を払うんだということを国民、世の中に徹底してほしい」と作り手側の理解を求めた。

最終更新:5/24(水) 18:20
東スポWeb