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八嶋智人、舞台『狼狽(ロウバイ)』の内容は「ネタバレですが……」

5/24(水) 10:00配信

TOKYO FM+

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」に、俳優の八嶋智人さんが登場。八嶋さんが出演するカムカムミニキーナの舞台『狼狽(ロウバイ)~不透明な群像劇~』について語ってくれました。

坂本「今回のカムカムミニキーナ、64回目の公演は『狼狽(ロウバイ)~不透明な群像劇~』というタイトルなんですが」

八嶋「ありがとうございます」

坂本「ちょっと不穏な雰囲気のチラシが、目の前にありますが」

八嶋「そうですね」

坂本「どういった物語なんでしょうか」

八嶋「『狼狽(ロウバイ)』って意味、ご存知ですか」

坂本「うろたえる」

八嶋「そうです、そうです。この『狼』も『狽』も、実はどちらも“オオカミ”って意味なんですね」

坂本「そうなんですか」

八嶋「伝説上の、神話上の『狼』なんですね、両方とも。普通にみんなが知ってるオオカミの字、『狼狽』の『狼』は、前足が長くて後ろ足が短い。『狽』のほうは前足が短くて後ろ足が長いんです。で、これは対になっているんですね。これが離れちゃうとバランスを崩してオタオタしちゃうっていう。そこから来てるんですよ、狼狽って」

坂本「そういうこと!」

八嶋「はい。そんなお芝居です」

坂本「え~、ちょっと待ってください(笑)」

八嶋「(笑)。けっこう、うちの劇団って、対になるものをひとつのテーマにすることが多くて、たとえば『生きてる』と『死んでる』とか。 “禍福は糾える縄の如し”みたいな、良いことも悪いこともひとつになっているから、世の中が成立しているみたいな。どちらかに偏り過ぎると、やっぱりうまくいかないっていう、そういう世界観をまず考えて観ていただくと面白いのかなと。

そこにちょっと神話の世界とかも入ってきたりするんですけど。今の世の中もなんとなくきな臭かったり、偏りすぎるとやっぱりちょっと不穏な空気になっていくという。ストーリーとしては、村があって、その村の出身の小説家がいて、実はその小説家にはゴーストライターがいるんじゃないかっていうことで週刊誌が追いかけて行ったその村に、伝説みたいなものがあって、もう一つ隠された村があって……。同じ名前を持つ、もう一人の人間がそれぞれいるっていう」

坂本「ドッペルゲンガー……」

八嶋「そうです。さすがです! セリフの中にあります。僕、言います。“ドッペルゲングワァー”って言うセリフがあります」

坂本「(笑)」

八嶋「そのぐらいのテンションで言うシーンがあるわけですね」

坂本「そうなんですね」

八嶋「でもそれは、すごい昔に……。かなりネタバレなことを言ってますけど、昔、村が存続の危機に遭ったときに、世の中に迎合して村として残っていかないと存続できない。でも、ポリシーだったり、自分の真理みたいなものを持って、それが隠れたところにある。でも、この浮ついた表側の村民たちは、どっかで俺たちは隠されたプライドがあるんだって思うから生きて行けるのに、実はその村があるのかないのか、もうなくなってしまっているのか、みたいな。そういうテーマを、土曜ワイド劇場みたいなサスペンス調に仕立て上げながら(笑)。最後は皆さんに、どう思うのかっていうのを持って帰ってもらいたいっていう」

坂本「じゃあ、かなりシリアスな内容……」

八嶋「それをバカバカしくやる」

坂本「(笑)わあ~、楽しみ。どうなるんだろう」

八嶋「まあ、言葉でね、説明できたら、音楽や演劇にする必要はないので、あれなんですけど(笑)。観ていただけたらと思います」

(アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」5月22日放送より)

最終更新:5/24(水) 10:00
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