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志望校選択にどう生かす? 大学合格実績 [高校受験]

5/24(水) 12:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

お子さまの志望校決定にあたって、気になるのが大学合格実績です。
今回は各高校の大学合格実績の数値を見る際、注意したいことについてお話しします。

定員厳格化により、私立大学合格者数が減っている

2017年の大学入試で話題になったのは、私立大学の定員厳格化による合格者数減です。
政府の地方創生政策の一環として、大都市圏の大規模私立大学への学生集中を抑制するため、2016年から、定員8,000人以上の大規模大学では定員の1.2倍以上入学させると、私立大学経常費補助金が全額不交付になるという措置が取られ始めました。定員超過の基準は今後さらに厳しくなり、2018年には1.1倍以上で不交付、2019年には定員を超えた分だけ補助金が減額されることになります。

これを受けて、2017年入試では、多くの大学が合格者数を減らしました。たとえば慶應大では昨年より1,283人、早稲田大では1,889人の合格者数減となり、いずれも10%以上の減少となっています。(「大学通信」調べ、一般入試<センター試験利用込み>)
そのため、多くの私立大学では倍率が上がり、厳しい入試となりました。

このことは、各高校の大学合格実績にも大きな影響を与えています。私立大合格者数そのものが減っているので、当然、多くの高校の私立大合格者数は減少しています。この傾向は、今後も続く可能性があります。ですから、単に合格者の人数だけを見て、「実績が落ちている」と判断すべきではありません。

合格者がいちばん多い大学、二番目に多い大学に注目

3月から5月にかけては、雑誌やインターネットで、東大・京大や早慶、MARCH、関関同立など、高校別の大学合格者ランキングが特集され、注目されるかたも多いかと思います。また、高校合同説明会に行くと、各校のブースに「東大3年連続合格」などと、難関大学の合格実績が貼り出されている場合があります。
数名でも難関大学の合格者数に目が行きがちですが、お子さまの志望校選択にあたってより注目していただきたいのは、その高校で合格者数の多い大学のほうです。明治大+法政大、日大+東洋大など、合格者の多い大学の組み合わせにはある程度傾向がありますので、合格者数1位・2位の大学を書き出してみると、ボリュームゾーンの生徒がどの大学を受けているのか、その高校の合格実績の現実的な面が見えてきます。

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