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メキシコ五輪委会長ら福山視察 東京五輪事前合宿候補地に好印象

5/24(水) 20:49配信

山陽新聞デジタル

 2020年東京五輪について、選手団の事前合宿を広島県内で行うことで県と合意しているメキシコオリンピック委員会(MOC)のカルロス・パディージャ会長らが24日、福山市を訪れた。市が水泳(競泳、飛び込み)の合宿誘致を目指すローズアリーナ(緑町)などを視察し「素晴らしい施設で、選手が安心して練習できるまちだ」と高く評価した。

 MOC幹部5人が訪問。同アリーナでは、保育所やこども園の園児約300人の歓迎を受けた後、市幹部から19年度完成予定の新総合体育館(千代田町)や1994年の広島アジア大会の会場になった芦田川漕艇場など、市内にある施設の概要説明を受けた。

 続いて、屋内プールや飛び込み台を備えた屋外プール、トレーニングルームをチェック。パディージャ会長は、同行した枝広直幹市長らに「観客席の数は」「着替える場所はあるか」などと熱心に質問していた。

 視察後、パディージャ会長は報道陣の取材に対し、「合宿中、日本や他国の有力選手とともに練習する。競い合うことができればいい」と提案。枝広市長は「良い感触をいただけたのではないか。市を挙げて選手が競技に集中できる環境を整えていく」と述べた。一行は、鞆の浦も見学した。

 市が合宿受け入れの意向を表明しているのは水泳のほかボート、カヌー、トライアスロン、フェンシング、バドミントンと新設のスポーツクライミング。県はMOCと基本協定を25日に結ぶ予定で、締結後、MOCに加盟する各競技団体が候補地の選定作業に入る見通し。県は「できるだけ早い時期に合宿地が決まるよう調整を進めたい」としている。