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【F1】パワーユニット開発に自信のルノー「シーズン中にメルセデスに追いつく!」

5/24(水) 12:25配信

motorsport.com 日本版

 レッドブルは今シーズン、躍進するためにはルノー製パワーユニット(PU)のアップグレードが鍵だと感じているようだ。しかし彼らは開幕戦オーストラリアGPの後、大きなアップデートが施されたPUを受け取るのは、6月に行われるカナダGPまで待たなければならないと語っていた。

【写真】スペインではリカルドが3位となったが、レッドブルはPUのパワーアップを心待ちにしている。

 しかしルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビデブールは今月、信頼性に関する懸念のため、アップグレードは7月の末までに導入される計画だと述べた。

 ルノーのPUアップデート計画についてmotorsport.comがアビデブールに尋ねると、彼は次のように語った。

「いつものことだが、レッドブルはパフォーマンス開発について間違ったコミュニケーションを行っている」

「率直に言って、こういったアップデートに焦点を当て、重要視することを私はしたくない。なぜなら、エンジンは毎週良くなっているからだ」

「我々は、信頼性がパフォーマンスの提供と改善にとって重要な問題であると語ってきたし、これはまさにそのようなケースだ」

「今週、我々はダイノ(ベンチテスト)でプログラムを完了したばかりだが、土曜の午後には(ルノー製PUを使用する)全3チームにそのマップをすぐに提供した」

「出力という点で、メルセデスと同等のところまで突然飛躍するわけではないが、それは小さな改善だ。モナコではもっと多くのモノがもたらされるだろうし、3基目のPUを導入した際にもそうなるだろう」

「我々はレースごと、そしてシーズンを通してエンジンを改良していくことを保証できる。エンジンソフトウェアやハードウェア、我々のパートナーからもたらされる燃料及び潤滑油を見れば、かなりまともな前進を果たせると確信している」

 ルノーは、2017年仕様のMGU-Kの改良版をいつ導入するか、確定していない。ロシアGPでこの新仕様のMGU-Kを投入するという話もあったが、結局まだ投入されていないようだ。旧仕様のMGU-Kは5kg重く、冷却のために追加で1kgのエアーボトルが必要となっている。しかしながら、その重量はあまり問題にはなっていないという。

「3基目のPUでそれを導入することは可能だ」とアビデブールは述べた。

「おそらくシーズン序盤は重量が問題だっただろうが、いつものようにほとんどのチームはそれに対処している。新しいMGU-Kがもたらすのはわずかな重量減のみであり、それはあまり急を要するものでもない」

 アビデブールは、ルノーが来シーズンコース上でライバルたちと対等に戦えるように、メルセデス製PUに対する出力不足をシーズン末までに無くしてしまうことを狙っている。

「ギャップは完全に埋まり、今年のようなことは起こらないだろう」と彼は語った。

「我々は来年に向けて考えている。しかしこれまで言ってきたように、我々が現在、棚上げしているモノを導入すれば、今シーズン中に(メルセデスとの)ギャップをほとんど埋められると考えている」

「来年のエンジンについて既に明確なアイデアを持っており、来シーズンの間にギャップを完全になくすことが目標だ」

Lawrence Barretto