ここから本文です

日産系と三菱自系部品メーカー、「軽」次期モデルで共同提案

5/24(水) 8:04配信

ニュースイッチ

ユニプレスとメタルテック、調達の一本化に先手

 日産自動車系サプライヤーのユニプレスは、三菱自動車の主要サプライヤーであるメタルテック(愛知県小牧市)と自動車部品の開発や生産で協業する。日産が開発・調達を主導し、三菱自が2018年末にも水島製作所(岡山県倉敷市)で生産する次期軽自動車向け骨格部品の共同提案を始めた。日産と三菱自の提携により今後、部品調達は一本化される可能性がある。勝ち残りに向け両社の部品メーカーが手を組む同様の動きは広がりそうだ。

 次期軽は日産「デイズ」と三菱自「eKワゴン」の後継モデルに当たる。部品を受注した場合、メタルテックの岡山市の拠点で生産する計画だ。ユニプレスは水島製作所の近くに工場がない。次期軽の受注に向けては、投資コストや物流面を考慮し、三菱自サプライヤーとの協業が欠かせないと判断したようだ。

 ユニプレスは今後、次期軽以外の三菱自向けの車種でもメタルテックと協業し、三菱自向けビジネスの拡大を狙う。ユニプレスの16年度の三菱自向け部品の売上高は1億円にとどまっていた。

 一方、メタルテックもユニプレスが持つ生産技術などを生かし、事業基盤を強固にする。メタルテックの16年度売上高は187億円、従業員数は306人。生産拠点は岡山事業所(岡山市東区)と名古屋事業所(愛知県小牧市)。

 日産と三菱自は16年10月に資本・業務提携した。シナジー創出に向け車の骨格であるプラットフォーム(車台)の共用を検討している。こうした中、日産と取引が多いサプライヤーの中には「三菱自のサプライヤーと協業できないか検討している」(日産系サプライヤー幹部)と水面下で動き始めている企業もある。日産と三菱自の提携をきっかけに、両社のサプライヤーのビジネスモデルも変わりそうだ。

最終更新:5/24(水) 8:04
ニュースイッチ