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三菱電、中長期の成長描けない事業は売却-柵山社長が見解

5/24(水) 15:00配信

日刊工業新聞電子版

IoTでシナジー創出、「エッジ」技術磨く

 三菱電機は本社で経営説明会を開き、IoT技術を活用し、各事業のシナジー創出を目指す戦略を強調した。FAやビルシステムなど幅広い分野で製品やサービスを組み合わせ、付加価値向上を狙う。またIoTではユーザーに近い現場でデータを処理する「エッジ」技術を高め、他社と差別化する考えを示した。

 同社は20年度に売上高を5兆円超に、営業利益率を8%超に高める計画を進める。16年度は為替の円高の影響もあり「足踏みした」(柵山正樹社長)が、20年度の目標は堅持した。

 17年度以降の重点テーマとして投資成果の刈り取り、事業シナジー創出などを掲げた。IoTを活用し電力やビル、FAなど重点8分野を中心にシナジー創出を目指す。

 エッジ技術を磨き、情報セキュリティーを確保した上で迅速なデータ処理を実現し、競争力を高める。具体的な事例として家庭用エネルギー管理システム(HEMS)や車の自動運転などをあげた。

 柵山社長は「他事業とのシナジーが薄く、中長期の成長が描けない事業は売却する」との考えを示した。