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中学受験の算数を苦手にしない3つの習慣とは?

5/24(水) 17:02配信

ベネッセ 教育情報サイト

4年生は、算数の得意な子と苦手な子の差が開き始める時期です。通信教育や塾などによってカリキュラムは異なりますが、つるかめ算、和差算といった特殊算など、学校の授業より難しい内容を習い始め、学習範囲も広くなっていくためです。
今回は、中学受験の算数を苦手にしないために、4年生の時点で身につけておきたい3つの習慣についてお話しします。

習慣1 「どうしたら簡単に計算できるか」をまず考える

計算は、算数の基本です。ただし、計算練習をやみくもにこなすより、「どうすれば簡単に、効率的に計算できるか」をまず考えることが大切です。
例えば、たし算とひき算がまざった計算の場合。前から一つひとつ計算していくより、「たす数」と「ひく数」をそれぞれまとめてたし合わせ、「たす数」の合計から「ひく数」の合計をひくほうが速くできます。
抽象的な言葉では子どもに伝わりにくいので、たす数を「うさぎ」、ひく数を「かめ」などとし、「うさぎさん集まれ、かめさん集まれ」と説明するのもよいですね。

1-0.1-0.01-0.001-0.0001-0.00001

例えばこんな問題。頭から一つずつひき算していたのでは、どこかでまちがえてしまいそうです。「かめさん」(「ひく数」)を全て集めてみましょう。

=1-(0.1+0.01+0.001+0.0001+0.00001)
=1-0.11111
=0.88889

これなら簡単にできますね。

以下の問題はどうでしょうか。

6.54×438+24.3×65.4+3.19×654

見るからに面倒な計算に見えますが、似た数字があることに注目。「分配法則」や「倍数」といった用語を使うとわかりにくいかもしれませんので、6.54を「小さいくまさん」、65.4を「中くらいのくまさん」、654を「大きいくまさん」など、お子さまの好きなものに例えて説明するとよいでしょう。
「小さいくまさん」に単位をそろえます。

=6.54×438+6.54×10×24.3+6.54×100×3.19
=6.54×(438+243+319)
=6.54×1000
=6540

こうすると、驚くほど計算が簡単になりますね。

計算を工夫することで、速く正解できるだけでなく、数を操作する感覚が身につき、思考力がついてきます。

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