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SUV人気の中、ホンダは何故シビックに拘る? CR-V復活を熱望する販売現場との隔たり

5/24(水) 15:17配信

オートックワン

日産がゴーンさんの指令により国内販売台数の大幅アップ作戦を開始した結果、今年1月~4月までの販売台数は前年同期の25%増となった。ちなみに全体販売台数の伸びが11%なので、確実にシェアを延ばしている。そんな中、ホンダが全体販売台数の伸びに追いつかずシェアを落とし始めた。

ホンダ 新型CR-Vハイブリッドや各国で投入しているSUVモデルを写真でみる

ホンダの場合、フリードという国内専売車種を追加したのに追いつかない状況。ディーラーに聞くと「まもなくマイナーチェンジするフィットに期待です。とはいえ、全体的に厳しいです。新型シビックを売れという強い要請を受けていますけれど、タイプRを除きお客さんの反応はほとんどありません」。

どうやら新型シビックの価格設定を頑張るらしい。実際、当初270万円くらいになると言われていたシビックながら、ここにて「売れる価格にする」的な情報も流れてきた。発売前の段階でメディアから厳しいことを書かれた手前、売れないと国内販売部門の判断の甘さが指摘されてしまう?

ヴェゼルより一回り小さいSUV「WR-V」導入も検討中?

一方、販売現場からは、売れるクルマを出して欲しいという意見が多数出ている。ある営業担当者は「シビックを出すなら、CR-Vを売りやすい価格で出して欲しい」という。日産やマツダを見ても今や売れ筋はSUV。だったらCR-Vを復活させ240万円くらいで出したらいいのに、と思ってしまう。

絶版となった先代CR-Vのスターティングプライスは257万円。何の特徴も無いSUVの価格として考えれば高価過ぎた。この価格帯ならディーゼルやハイブリッドが必要。はたまたスバル・フォレスターのような自動ブレーキも無し。日産エクストレイルのようにリーズナブルな価格設定もしていない。

ホンダ自身、これまでCR-Vを積極的に売ろうとしていなかったように見える。売れなくて当然かもしれない。欧州で販売しているディーゼルを入れるとか、エクストレイル並の価格にするとか、3列目シートを付けるなどしてユーザー目線に立った特徴を出してくれば、シビックより売りやすいことだろう。

もちろんホンダもSUVの重要性は認識しているらしく、インドで販売する『WR-V』というヴェゼルより一回り小さいSUVを日本に導入することを検討しているようだ。新興国で販売しているフィットよりコンパクトな『ブリオ』をベースにするモデルで、エンジンは1200cc。

ただ問題は売れてるヴェゼルとカブッてしまう。だったら同じ新興国向けの『BR-V』を日本に導入したらいい。1500ccエンジンを搭載する3列シートのSUVで、ヴェゼルとフィットの中間くらいの価格設定となっている。

初代CR-Vのような魅力的な価格を付けた3列シートのSUVなら日本でもきっと売れるハズ。

[Text:国沢光宏]

最終更新:5/24(水) 15:17
オートックワン