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インディGP~インディ500にかけ、ホンダエンジンに相次いだトラブル。原因はまだ調査中

5/24(水) 18:24配信

motorsport.com 日本版

 ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)のレースチームのリーダーであるアレン・ミラーは、同社のエンジンに発生したブローアップの原因は概ね共通したものだというが、その原因はまだ不明なままだという。また、月曜日のプラクティスでオリオール・セルビアのマシンを襲ったトラブルは、”全く異なるもの”によって引き起こされたと認めた。

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「(セバスチャン)ブルデーと(チャーリー)キンボールがインディGPで抱えた問題は、グラハム・レイホールが(インディ500の)プラクティス初日に見舞われたのと同じ問題だった。その後、再びブルデーにも起こり、予選の数時間前には(フェルナンド)アロンソのエンジンにも起きた」

「29号車(アロンソのマシン)の問題を解決するのに残された時間は、2時間もなかった。だから、私は言ったんだ。『決断を下す前に調査を始めることができる。しかし調査を始めるなら、交換するための時間はない』とね。そのため私にできる決断は、”交換する”ということだけだった。そして、取り外したエンジンを後から確認したんだ」

「それは正しい判断だった。そのエンジンは死んではいなかったけど、懸念すべき点はあった。アロンソには問題があっただろうということも、データで確認することができた」

 ミラーがその問題の詳細について話すことはなかった。しかし、HPDが原因を特定するのに依然苦労しており、可能な範囲内での解決策を採っていくと認めた。

「我々は、今シーズン最初の段階から問題を抱えていた(アンドレッティ・オートスポートのアレクサンダー・ロッシと佐藤琢磨は、ロングビーチでエンジントラブルに見舞われた)。そのため、我々は異なるロットやアップグレードされたエンジンを出した。しかし、我々にはまだ問題があるようだ。我々はその原因を特定できずにいる。おそらく、品質管理か設計上の欠陥だろうが、デザイン部門は設計面には問題はないと言っている」

「とにかく、我々は問題の原因を発見するために、精力的に取り組んできた」

 エンジンの出力を下げることで解決できる問題なのかと尋ねられたミラーは、「違う」と答えた。

「我々はまだ調査中だが、それが関連しているとは思わない」

 そうミラーは言った。

「予選では、ブースト圧1.4barまでは自信を持っていた。とにかく、エンジンの性能を落とすことは、我々は決勝に向けてやりたくないことだ」

「我々は過去1週間以上にわたって様々なことを試してきたし、オペレーション上の変更を試みたが、確実な解決策はまだもたらされていない。まだ数日あるので、我々は調査を続けている。しかし現時点では、ハードウエアを変更するという選択肢はない。今持っているモノを使うしかないんだ。だから我々は最善の結果を得ることができる方法を検討している」

 使用している金属の根本的な問題ではないのかと尋ねられたミラーは、次のように答えた。

「そうかもしれない。それも、我々が今調査していることのひとつだ。素材の問題なのか、製造上の問題なのか、あるいは組み立てに関するものなのか……。我々はすべてを視野に入れて調査している。そして、我々がどれくらいエンジンをハードに使っているのかを考えれば、新しい問題が発生するのは驚くべきことではない」

「ジャック・ハーベイのエンジントラブルは、我々が言及したものと比較して全く新しいモノだった。そして、セルビアのトラブルも、他とは全く無関係だった」

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