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ホークス・デスパ兄貴が先制打 内川敬遠の再現に燃えた 入団キューバ2選手を手料理で歓迎

5/24(水) 9:30配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク6-1ロッテ(23日・ヤフオクドーム)

 再び繰り返されたシーンにデスパイネの集中力はMAXに達した。初回2死二塁から内川が敬遠気味の四球で歩かされ、一、二塁。マウンドには4月18日の前回対戦で3ランを浴びせた、昨年まで同僚の石川がいた。その時も直前の内川が敬遠気味の四球だった。同じシチュエーションで挑まれた勝負。なめられてたまるか…とばかりに、心の中はメラメラだった。

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 追い込まれてから、4球目のカーブを捉えた。強烈なライナー性の打球が遊撃の右を抜け、左中間を襲った。「前のウッチー(内川)が敬遠だったので、走者を全部かえそうと思って打席に入った」。二走の本多を迎え入れるだけではちょっぴり不満とも言いたげな先制適時打。「まずは先制点が取れて良かった。自分の仕事をしただけ。それは走者をかえして打点を挙げることだけに集中していた」

 燃える理由はもう一つあった。試合前、育成としてチームに入団するキューバ人の2選手の記者会見が行われた。WBCでともに戦ったモイネロ、さらに二刀流として期待される18歳のコラスだ。前夜は歓迎会とばかりに自宅に招き、手料理を振る舞ったという。良き兄貴分は「彼らにはアドバイスもしていきたいし、キューバ人として、同じチームでやれるのはすごくうれしい」とにこやかに笑った。

34打点目

 練習中もかわいい後輩たちのことを気に掛けていた。フリー打撃の順番待ちでベンチにどっしり腰を下ろしていたところ、何かを思い出したかのように急にロッカールームへ駆け込んだ。コラスにバットをプレゼントするためだった。ティー打撃中に2人の姿を見つけると、自分の練習を中断してベンチ裏に招き入れた。2人は試合前には筑後の寮に戻ったが、歓迎の快音を届けてみせた。

 キューバ人の兄貴分として、そしてホークスの主軸として3試合ぶりの白星に貢献した。リーグ3位でチーム最多の34打点目は、先制すれば19勝2敗と高勝率につながる価値ある先制打。古巣を相手にデスパイネが打線に火を付けた。

西日本スポーツ

最終更新:5/24(水) 9:30
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