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2日目のカレーに注意、1時間熱しても死なない「ウエルシュ菌」

5/24(水) 15:40配信

AbemaTIMES

 鍋に入れっぱなしで保存した、2日目のカレーに食中毒の危険があるという。2017年3月、世田谷区の幼稚園で作り置きのカレーを食べた園児ら76人が、下痢やおう吐など食中毒の症状を訴えた。その原因は「ウエルシュ菌」だと言われている。

 そもそも食中毒は、有害な微生物や化学物質を含む飲食物を食べることで生じる健康障害で、主におう吐・腹痛・下痢などの症状が出る。東京都健康安全研究センターの薩た(「た」は土へんに垂)真二担当課長はウエルシュ菌について「広く土壌だとか動物だとか人のお腹の中にいる細菌。その中に、食中毒を起こすような毒素を作る種類のものもいる」と話す。

 また、ウエルシュ菌には2つの特徴があると指摘し、「1つが酸素がない状態で増えることができる。逆に酸素があると増えることができない。もう1つが耐熱性があるものがある、100℃で1時間位熱しても死なない特徴がある」と説明した。

 そんなウエルシュ菌の被害にあわないためには、菌をそもそも増殖させないことが重要だ。

 料理研究家の柳瀬真澄氏によると、カレーは「すぐに冷やすことが大事」で「小分けした容器に入れ、氷水で急速に熱を取り冷凍保存する」のがいいという。菌がよく増殖するのは40~50℃位で、その時間をなるべく短くすることが大事だという。

 また、食中毒の危険は、2日目のカレーだけでなく「2日目のペットボトル飲料」も孕んでいる。ペットボトルから食中毒を引き起こす原因菌は「黄色ブドウ球菌」で、傷口・のど・鼻腔・皮膚などに広く生息している。黄色ブドウ球菌は熱や消化に強い毒素を作り出すため、菌が死滅した後も毒素は生き続けるという。原因食品はおにぎりなどの手作り食品に多いようだ。

 では、どうすれば対策できるのだろうか。ペットボトル飲料を飲むときは直接口をつけず、コップなどに移して飲むのがベストだという。また、ストローを使った場合も唾液や手についた菌が混入する可能性があるので注意が必要だ。

(AbemaTV/原宿アベニューより)

最終更新:5/24(水) 16:06
AbemaTIMES