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駆除継続で減少傾向 サンゴ食害動物

5/24(水) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県串本町内のダイビングショップでつくる「サンゴを食害する動物駆除実行委員会」(御前洋代表)は、同町の潮岬から和深にかけての海域での2016年度の食害動物の駆除結果をまとめた。駆除総数はオニヒトデ1058匹(15年度808匹)、巻き貝1649匹(同2267匹)。オニヒトデは前年度より増えたが、継続した駆除活動によりいずれも減少傾向にある。

 オニヒトデは、2002年ごろから異常発生が確認され、04年から串本町と環境省、ダイバー等で駆除事業が始まった。当初の駆除数は年間2万匹ほどだったが、駆除を継続することで減少。15年度は初めて千匹を下回った。


 サンゴを食害する巻き貝の仲間(ヒメシロレイシダマシを主体としたシロレイシダマシ類)は1998、99年に大発生が確認され、99年に駆除を開始。当初の駆除数は年間1万匹以上だったが、こちらも継続した駆除により減少している。

 サンゴの回復については、2000年当初に巻き貝による甚大な損害を受けた須賀漁港―砥崎や海域公園1号地では食害以前の景観を取り戻したという。オニヒトデによる甚大な食害を受けた住崎、安指西側―船波の海域では近年、新規加入した稚サンゴによる景観が昨年以上に回復していることが確認されている。

最終更新:5/24(水) 17:00
紀伊民報