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無事故の祈り、大きな花に

5/24(水) 14:27配信

北國新聞社

 津幡町湖東の河北潟干拓地「ひまわり村」で24日、無事故の願いが込められたヒマワリの種植えが行われた。種は6年前に交通事故で亡くなった京都府の園児=当時(4)=が育てていたヒマワリの「子孫」で、今年から石川県警が県内各署に配布して栽培に取り組んでいる。参加した園児は種を丁寧に土に埋め、事故防止の意識を高めた。

 事故で亡くなったのは京都府木津川市の東陽大(あずまはると)ちゃん。陽大ちゃんは生前、幼稚園で育てたヒマワリの種を家に持ち帰っていた。母親が「来年一緒に育てよう」と約束していたが、2011年11月5日、近所で車にひかれ、亡くなった。

 父母らは翌年、陽大ちゃんの誕生日の5月18日に種を植え、咲いた花の種を京都府警に届けた。同府警は2014年に「ひまわりの絆プロジェクト」と名付け、事故防止のシンボルにと種を植え続けている。

 石川県警は昨年春、京都府警から譲り受けた種を植えた。約2500粒の種が収穫でき、今春から県内各署に届けている。

 干拓地の種まき(北國新聞社後援)には金沢、かほく、津幡、内灘の2市2町の園児約200人が参加した。津幡署員が陽大ちゃんの種を紹介して事故や残された父母の思いを伝え、園児は「大きく育って」と声を掛けながら種をまいた。

 種まきはヒマワリ迷路をつくる恒例行事で、「村長」の矢田富郎津幡町長らがあいさつした。7月下旬に見頃を迎える。

北國新聞社

最終更新:5/24(水) 14:34
北國新聞社