ここから本文です

バーナンキ前FRB議長:日銀、景気刺激拡大の選択肢は限定的

5/24(水) 15:24配信

Bloomberg

バーナンキ前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は24日、日本銀行が刺激策を拡大する選択肢はますます限定的になっていると指摘し、インフレ目標の達成に向けて追加策が必要な場合には政府とのより緊密な協調が最善のアプローチになり得るとの見解を示した。

日銀の国際コンファランスで講演したバーナンキ氏は「全てがうまく行く場合は、日銀の現行の政策枠組みはインフレ目標の達成にはもう十分かもしれない。そうでないなら、利用できる選択肢は相対的に少ない」と述べた。

黒田東彦総裁の下で日銀は4年余りの間、刺激策を強化したものの、日本のインフレ率は目標の2%に遠く及ばず、2018年度ごろ目標達成を見込む日銀の見通しに疑問を抱く民間エコノミストがほとんど。バーナンキ氏は、日銀が2%達成を目指し続けるべきだとあらためて述べ、インフレ率と金利の上昇が経済の安定を助け、将来不況になっても日銀が対応できるからだと語った。

バーナンキ氏は「最も有望な可能性は、金融・財政政策のより明白な協調だ」とし、「財政拡大による政府債務への影響を抑制することを目指した金融政策によって、財政当局者の行動意欲が高まり、そうした行動の効果も増す可能性がある」と語った。原題:Bernanke Sees BOJ Options Limited for Any Boost in Stimulus (1)(抜粋)

Toru Fujioka

最終更新:5/24(水) 15:24
Bloomberg