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英国に差し迫ったテロのリスク-観光名所や競技場に軍を大規模配備

5/24(水) 20:03配信

Bloomberg

22日に発生したコンサート会場前でのテロで22人が犠牲になった英国では、次のテロ攻撃が差し迫っていると情報当局が警告し、政府は観光名所や競技場に軍を数十年ぶりの規模で配備した。

メイ首相は23日、テロ警戒レベルが2007年以降で初めて、最高の「クリティカル(危機的)」に引き上げられたことを明らかにした。22日の自爆テロ犯が単独行動でなかったリスクがあるという。英警察は23日にテロ犯の兄弟とされる23歳の男性を逮捕したのに続き、24日にはマンチェスター南部で3人の身柄を拘束した。

「クリティカルというのは攻撃が差し迫っているという意味だ」とラッド内相が24日、BBCの番組で述べた。警戒レベルは「合同テロリズム分析センターの情報分析に基づいている」と説明した。

英国では約2週間後に総選挙が控えているほか、今週末にはサッカーのFAカップ決勝など大きなスポーツイベントが予定されている。

ラッド内相によれば、警察の要請に応じて最大3800人の兵士が配備可能。通常は武装警官が警備に当たっている場所で兵士らがこれに代わり、警官らはパトロールに回るという。英国の警官の大半は武装していないので、サブマシンガンを持った警察官がパトロールする姿は市民に衝撃を与える恐れがある。

原題:Troops Deployed in U.K. After Warning of Imminent Attack (1)(抜粋)

Robert Hutton, Tim Ross, Thomas Penny

最終更新:5/24(水) 20:03
Bloomberg