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<評伝>「右振れ」憂えた穏健保守 自民の懐深さ体現 与謝野馨さん死去

5/25(木) 5:30配信 有料

朝日新聞デジタル

 今の自民党に必要なのは、こういう政治家ではないか――。与謝野馨氏の訃報(ふほう)に接してまず思ったのは、そのことだ。▼1面参照
 経済政策通というだけでなく、自民党の「右振れ」を常に警戒していた側面を忘れるわけにはいかない。2005年、党新憲法起草委員会の事務総長としてのさばきが印象に残る。
 政治上の師である中曽根康弘元首相が自ら、新憲法前文の原案を執筆した。「日本国民は……太平洋と日本海の波洗う美しい島々に……」。与謝野氏は「俺が書き直す。情緒的表現は削る」と、臆する風もなく全面的に手を入れた。
 それは「ナショナリズムを制御可能なものにするのが政治の最大の仕事」という信念の発露であり、同時に、野党も巻き込まないと改憲など実現しないという現実的判断でもあった。……本文:1,794文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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