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早産の台湾母子帰国 寄付2000万円、支援に感謝

5/25(木) 5:00配信

琉球新報

 沖縄を旅行中に妊娠7カ月で出産した台湾人女性(20)が24日午後9時すぎの便で、赤ちゃんと無事、那覇空港から台湾に向け出発した。3月30日に884グラムで生まれた赤ちゃんは約2倍の1600グラムまで体重が増えた。「順調に成長している」と経過を見守っていた南部医療センター・こども医療センターの医師・宮城雅也さんも太鼓判を押す。女性は「健康に育ってくれてほっとしている。支援金など多くの支援に言葉もない」と謝辞を表した。

 赤ちゃんは男の子で、低体重で生まれるも女性の完全母乳の下、すくすくと育っていった。出産予定の時期と同じ、現在40週目に入ったことから、出国の運びとなった。

 支援金は24日現在、2千万円に達し、分娩費や入院費用に約800万円、台湾に同行する医師や看護師の付き添い費用に20万円を充てる。支援を呼び掛けた琉球華僑総会の張本光輝会長は余剰金を今回のような事案への対応策に使うよう県に寄贈する方針だ。300に上る寄付者の中には匿名の人もおり、張本会長は「何らかの形で感謝を表したい」と強調した。

 赤ちゃんは丈夫でたくましく育ってほしいとの思いを込め「山」にちなんだ名前を付けられた。女性は「この子が3歳になったら沖縄にまた来たい。歩く元気な姿を支えてくれた人々に見せたい」と再来沖を誓った。

琉球新報社

最終更新:5/25(木) 11:09
琉球新報