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【シンガポール】DOWA、固形有害廃棄物の新焼却炉を稼働

5/25(木) 11:30配信

NNA

 非鉄大手DOWAホールディングス(東京都千代田区)は24日、環境関連事業を手掛けるDOWAエコシステムがシンガポールに設置した新焼却炉が稼働したと発表した。固形有害廃棄物を処理する低炭素型の焼却炉となる。
 シンガポール子会社のテクノケム・エンバイロメンタル・コンプレックス(TEC)が西部トゥアス工業地区の自社敷地内に焼却炉を建設。1日当たりの処理能力は36トン。今月末に廃棄物の受け入れを開始する予定だ。
 TECは、製造業由来の有害廃棄物を対象に収集運搬や焼却処理を中心とした廃棄物管理サービスを提供。有害廃棄物のほぼ全品目の処理ライセンスを保有しており、特に液体廃棄物の処理に強みを持つ。新たな焼却炉では、製薬、化学系の難処理廃棄物など、固形有害廃棄物を中心に受け入れる。新焼却炉導入で、TECの廃棄物焼却能力は従来比で約2倍になる。また液体か固体かや、固形物の形状を問わず、多様な難処理廃棄物を受け入れる体制が整う。
 また新焼却炉では、着火時以外は補助燃料を使用せずに廃棄物を完全燃焼できるため、固形廃棄物を燃焼処理する際に生じる二酸化炭素(CO2)を大幅に削減できるという。
 シンガポール政府は製薬・化学産業の成長を促進しており、世界の大手企業が多く進出している。今後これらの産業で発生する固形有害廃棄物の増加が見込まれる一方、受け入れ可能な廃棄物処理企業は限られており、処理能力の逼迫(ひっぱく)が見込まれている。
 DOWAエコシステムはTECのほか、シンガポールに貴金属リサイクルや環境コンサルティングを手掛けるDOWAエコシステム・シンガポールを持つ。

最終更新:5/25(木) 11:30
NNA