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加藤恒平はハリル監督のお気に入りとなれるか?「ボールを奪う人」への期待

5/25(木) 19:54配信

GOAL

日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が25日、来月に行われるキリンチャレンジカップのシリア戦、ロシア・ワールドカップアジア最終予選のイラク戦に向けて、日本代表メンバーを発表した。今回のメンバー発表で、報道陣から最も驚きの声が上がったのが加藤恒平だ。

加藤は現在ブルガリアのベロエ・スタラ・ザゴラでプレーする27歳のMFで、日本代表への招集は初めてとなる。それどころか、日本でのプレー経験は2012年に在籍したJ2のFC町田ゼルビアでしかない。元町田の選手として初めて日本代表に選ばれた加藤について、ハリルホジッチは「(山口)蛍に少し似ている」と話し、以下のように選手のタイプを説明している。

「攻撃でも良いパスが出せて、守備の修正も担える。良いパスを持っているので、より攻撃的かな。蛍よりはパワーはないが、予測とアグレッシブが高いレベルにある」

ハリルホジッチが1年がかりで加藤を招集した背景には、「ボールを奪う人」と評した通り、守備面を評価しているからに他ならない。敵地でのイラク戦が難しくなることを指揮官は会見で度々示唆し、守備面、そしてフィジカル面で強さを発揮できる今野泰幸の重要性も口にしている。その今野は現在、ケガで復帰を目指している最中。イラク戦に間に合うかどうかはいまだ不透明だ。そのため、27歳の加藤にチャンスが回ってきたと考えるのが妥当だろう。

さらに、オランダのヘーレンフェーンで継続的な出場機会をつかみ続けた小林祐希の落選理由について守備面を挙げたこと、ガンバ大阪のMF井手口陽介が再びチャンスを得たことからも、ハリルホジッチがハードに守備をこなせる選手を求めていることがうかがえる。

もちろん、指揮官が「まずは見てみたい。すぐにプレーさせるわけじゃないし、お互いに理解する時間が必要」と話すとおり、いきなり真剣勝負のイラク戦で起用されることはないと見られる。まずは練習を見て、判断が下される見込みだ。そこでハリル監督の水準に満たないと判断される可能性も十分にある。しかし、UAE戦で今野が指揮官の心をつかんだこと、その今野の出場が不透明だという状況を考慮すると、出番が回ってくる可能性もまた、十分にあると言えそうだ。

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最終更新:5/25(木) 19:54
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