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阪神 チーム内から出た金本監督への「カミナリ要請」

5/25(木) 16:31配信

東スポWeb

 首位・阪神が24日の巨人戦(甲子園)を1―3で落とし、今季初の2カード連続負け越しを喫した。先発・能見が7回無失点と好投したが、打線が援護できずに連敗。2位・広島に0・5ゲーム差に迫られた。金本知憲監督(49)は拙攻の原因となった7年目・中谷将大外野手(24)の凡打にベンチ内でイライラを募らせたが、チーム内からは「もっとカミナリを落としてほしい」との声が出ている。

 金本監督の顔が紅潮したのは5回の攻撃だ。先頭の福留がフェンス直撃の三塁打で出塁。巨人内野陣は前進守備を敷かず、内野ゴロでも1点という絶好機だったが、5番・中谷が浅い右飛に倒れ走者をかえすことに失敗。この凡打に指揮官は怒り心頭。後続も倒れるとベンチを蹴り上げて感情をあらわにした。

 試合後、指揮官は「中谷のところでしょ。あれだけ言ってもできないんだから…。僕らの指導力不足ですね。5回がすべてだった」と怒りを抑えて振り返ったが、これで今季初めて2カード連続の負け越し。そんな中、チーム内からは「あの怒りをもっと表に出して選手にぶつけてほしい!」との“カミナリ要請”が噴出している。

「開幕から2か月たってチームは首位。気をつけていてもどこかで安心感が漂っている。去年は金本監督自らがゲキを飛ばしてチームを引き締めたことがあったが、今年は選手を信頼して抑えている。でも、うちは若くて経験の少ない選手ばかり。貯金があるときだからこそ厳しく言ってもらってふんどしを締め直したほうがいい」(チーム関係者)

 就任1年目の金本監督は確かに強烈だった。昨年5月17日の中日戦(甲子園)で名手・鳥谷が捕球体勢に入りながらまさかの落球。金本監督は「フライを捕れんもん。野球にならん。プロ野球じゃない。恥ずかしいし、ありえない。高校生に笑われるわ。これでは勝てない」と激怒。さらに昨年の7月6日の巨人戦(東京ドーム)では初回の覇気のない凡退の連続にブチ切れ。2回の攻撃前に超異例の円陣を組み「もっと相手に向かっていけ! 9回二死満塁のつもりでやれ!」と自ら鬼の形相で猛ゲキを飛ばした。2年目の今季は「明るく厳しく根気よく」をモットーに変更。チームが好調だったため、怒りも影を潜めていたが、今こそ「カミナリ復活を!」というわけだ。

 この日も糸井が試合前に異例の早出特打を敢行したにもかかわらず、4タコで28打席連続無安打と自己ワーストを更新。泣きっ面に蜂とばかりに鳥谷が死球を受け、鼻から流血し、病院行きになるなどとにかく流れが悪い。観戦した坂井オーナーは「このまま(首位で)順調にいってほしい」と懇願していたが、果たして…。“鉄人カミナリ”で再び上昇モードとなるか。

最終更新:5/25(木) 17:38
東スポWeb