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JASRAC「金の亡者」誹謗中傷にも“寛容”なワケ

5/25(木) 16:31配信

東スポWeb

 米歌手ボブ・ディラン(76)の歌の一節を山極寿一・京都大総長(65)が入学式の式辞で紹介したことが、24日に都内で開かれた日本音楽著作権協会(JASRAC)の定例会見で質問を呼んだ。この式辞が京大ホームページに掲載されたことで、JASRACが著作権の使用料を京大側に請求したと一部で報じられていた。

 同協会の浅石道夫理事長は「請求していない」と否定。「ネット配信における著作物の引用を含めて、どういう考えを持たれているかの話し合いをしている中で、なぜかああいう記事が出た。JASRACは(歌詞の)引用と判断している。請求はしません」と明言した。

 また「ヤマハ音楽振興会」が、楽器の演奏を教える音楽教室から著作権の使用料を徴収する方針をJASRACが決めたことをめぐり、支払い義務がないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こす方針を固めた件にも言及。浅石理事長は「教室側からJASRACに話が来ていないし、文書で通知されてもいない。話し合いで解決できると判断している」とした。

 このような姿勢にネット上では「金の亡者」などと誹謗中傷されている状況だが、音楽関係者は「JASRACはバッシングを嫌がってはいない」と語る。

「『徴収した金を作詞作曲者には1円も渡していない』などと根拠のないデマを信じて批判している声も多い。今回は一連の報道で多数の報道陣が詰め掛け、厳しい質問も飛んだが、JASRAC側は歓迎していた。日本は著作権に対する世間の認識が乏しい。こうして報道されることで、著作権の使用料などに理解が少しでも進めば、と願っている」(同)

 いではく会長は「クリエートしたものに対して正当な報酬を払うんだ、ということが国民、世の中に徹底されてほしい」と理解を求めた。

最終更新:5/25(木) 16:31
東スポWeb