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【日本ダービー】東西トレセンのプロ100人徹底調査「支持率1位」はどの馬だ!

5/25(木) 21:41配信

東スポWeb

【日本ダービー(日曜=28日、東京芝2400メートル)トレセン プロ100人に聞きました】皐月賞は9番人気のアルアインが制して3連単は100万円オーバーの超大荒れ決着。大混戦の様相を呈している時こそ、頼りになるのはプロフェッショナルたちの声だ。超GI恒例企画「トレセン プロ100人に聞きました」で支持を集めた第84回日本ダービーのエントリー馬を一挙公開――。

 1位でも全体の4分の1強にとどまる26票。大接戦を制したのはレイデオロだ。美浦の中堅騎手は「1週前追い切りに美浦に駆けつけたルメールは相当な手応えを感じていたようですよ。ぶっつけだった皐月賞(5着)のときとは反応の良さが全然、違ったみたい」。

 レイデオロといえば、悲願の日本ダービー初制覇がかかる藤沢和調教師にスポットが当たりがちだが、ルメールもまた、同時にJRAジョッキーとなったミルコ・デムーロがすでにダービーを2勝(2003年ネオユニヴァース、15年ドゥラメンテ)しているとあって、「“ボクも早くダービージョッキーになりたい”が口癖になっている。“レイデオロにはその資格がある”って公言することで、自らを追い込むくらい、気合が入ってますよ」。

 ソウルスターリングでオークスを制覇した今、最も旬な調教師とジョッキーのコンビは魅力十分だが、1位の馬でも否定的な意見があることが、今年の混戦模様を象徴していると言えようか。美浦の某調教師は「パドックでリップチェーンを着けているくらいだから、気性面に難しさを抱えているのは明らか。ルメールは“距離が延びても大丈夫”って言ってるみたいだけど、スタンド前の発走でコントロールを失うことも考えられる。有力な一頭に違いはないけど、ちょっと危険な存在ではないかと思う」。

 2位は5分の1強の21票を集めたスワーヴリチャード。栗東の若手騎手は「四位さんも常々“ダービー向き”って言ってましたからね。皐月賞(6着)では右手前のまま走っていたくらいで、ただでさえ器用さがない馬。内枠(1枠2番)を引いた時点で厳しいと思っていました。それでも0秒4差なら上等じゃないですかね。勝った共同通信杯を見ての通り、広い東京では加速が違いますから」。やはり中山から東京に替わっての戦力増を強調する声は多い。

 3位はアドミラブル(15票)。青葉賞圧勝で評価急騰中の馬だけに、あえて否定的な意見を紹介しておくと、栗東のある助手は「ノド鳴りの手術をしてからは3連勝中だけど、獣医に聞くと完治しているわけではないみたい。(気道を確保するため)糸で引っ張り上げて固定しているものらしいから、また鳴る可能性もゼロではないよ」。また美浦の某調教師は「中3週のローテで、続けて2400メートルを使うのはさすがに酷。ましてや東京へ再度の長距離輸送になるわけだから…。青葉賞馬がダービーを勝てないのは、やはりこの時期の3歳馬にはタフな面が多いからなんだろう」。果たしてジンクスを打ち破れるのか!?

 4位でようやく登場するのは皐月賞馬アルアイン(12票)。栗東のある調教師は「鞍上の意のままに動ける、操縦性の高さがこの馬の最大の武器。本質的に距離は気持ち長いと思うけど、競馬のうまさでカバーできるんじゃないかな。松山は皐月賞を勝ったのに、一時はダービーの鞍上を白紙にされていた。今回はより結果を出したいだろうね」。

 5位は同じく池江厩舎のサトノアーサー(11票)。厩舎スタッフと懇意にしている栗東の助手は「厩舎内では3頭の中で“ポテンシャルはこの馬が一番”って声が多いみたい。ここ2走(きさらぎ賞→毎日杯連続2着)は川田が折り合いを意識し過ぎて脚を余した感じ。池江調教師もオーナーを説得して、皐月賞をパスするローテで狙いにきた。ある程度の位置で折り合えれば、十分にチャンスはあるんじゃないかな」。

 ちなみに3頭出し池江厩舎の残る1頭、皐月賞2着のペルシアンナイトは4票で7位に。栗東の若手助手は「前走後に疲れが出たみたいで不安説が流れているけど、1週前の追い切りを見たときはかなり持ち直しているように映った。本質的には2000メートルまでの馬だとは思うが、今回は行く馬がトラストくらいでスローになりそう。ハービンジャー産駒にしては瞬発力に秀でたタイプで、うまくハマれば」。

 ひとつ戻って6位はプリンシパルSを圧勝したダイワキャグニー(9票)。美浦の某助手は「まだトモのバランスが悪いみたいで、弥生賞(9着)ではコーナリングがぎごちなかったけど…。東京なら現状でもスムーズですからね。プリンシパルSは軽視されやすいトライアルだけど、この馬の潜在能力は相当なもの。追い出しからトップスピードに達するまでに時間がかかるからスローだと厳しいかもしれないが、そこそこ流れれば面白い一頭になると思いますよ」。

 2票獲得で最後(8位)にランクインしたのは皐月賞4着のクリンチャー。当日、現地で観戦していた栗東の某調教師は「4角手前でファンディーナが上がってきたときに(藤岡)佑介が慌てて仕掛けてしまったからな。あそこでフォームがバラバラになってしまった。それでも態勢を立て直してからは、また伸びようとしていたし、皐月賞で一番強い競馬をしたのはこの馬なんじゃないかな。人気もないだろうから、気楽な立場での早めスパートがハマれば…ひょっとするかもしれないよ」。

 プロ100人のジャッジは様々で、絶対能力の違いが勝負を決するというよりは、うまく乗ったジョッキー、展開がハマった馬が勝機をつかむ、という声が圧倒的。そういう意味では例年以上に、25日午後に発表された枠順が重要な要素になるかもしれない。

最終更新:5/25(木) 21:41
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