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原嶋元久「お客さんの心にトライしたい」本格高校ラグビー漫画を舞台化「ALL OUT!! THE STAGE」開幕

5/25(木) 23:46配信

デビュー

 雨瀬シオリによる本格高校ラグビー漫画を原作とした舞台「ALL OUT!! THE STAGE」が25日、Zeppブルーシアター六本木にて開幕。初日公演に先駆けて、公開ゲネプロが行われ、主演の原嶋元久をはじめとするキャスト陣が囲み取材に出席し、本番への意気込みを語った。

【写真】原嶋元久が「キツイ」と語った練習”亀”のシーンほか、ゲネプロの模様

 原作は、漫画誌『モーニング・ツー』で連載中の雨瀬シオリによる高校ラグビー漫画『ALL OUT!!』。背が低いことにコンプレックスを抱く主人公・祇園健次が、入学した県立神奈川高校で、ラグビー経験者で高身長ながらオドオドした性格の石清水澄明と出会い、仲間とともにラグビーに奮闘する姿を描く物語。脚本・演出は、舞台『弱虫ペダル』シリーズなどで知られる西田シャトナーが手掛ける。

 舞台『弱虫ペダル』シリーズで、カメラワーク演出やマイムなど、肉体と想像力の限界に挑む演出手法に定評のある西田氏に加え、マイム俳優・いいむろなおき氏の指導の下、稽古で培ってきたマイムを駆使し、段差のついたステージ上を駆け巡り、ラグビーのタックルやスクラム、トライ、パスワークなど様々な手法で表現。また、身長にコンプレックスを抱く祇園や、中学時代のラグビーの試合中に起こったアクシデントがトラウマとなっている石清水ら、高校生たちの葛藤や成長などの人間ドラマも深く描かれている。

 この日の囲み取材には、祇園健次役の原嶋のほか、石清水澄明役の伊万里有、赤山濯也役の佐伯大地、八王子睦役の松風雅也、籠信吾役の萩野崇、脚本・演出の西田シャトナーが出席。原嶋は「とても面白いものができたと思っております」と胸を張り、「この作品が始まる前に『全員でALL OUT(すべてを出し切る)することを目標に』と言ったのですが、今日から始まる本番に向けて、次はお客さんの心にトライできるように、一生懸命頑張っていきたいと思います」と気を引き締める。

 伊万里も「それぞれ熱い想いを抱いていると思うのですが、その想いのまま、いいスタートが切れたらいいな思いますし、お客様とともに、一緒にトライできたらいいなと思います」と語ると、松風も「世界ほぼ初のラグビーの舞台化ということで、シャトナーさんを中心に、発明に近いような画期的なことをふんだんに盛り込んだ素晴らしい舞台になりました」と語りつつ、「全員で一丸となって、お客様の心にトライしたいと思います!」と原嶋のコメントに乗っかり、笑顔を見せる。

 神高ラグビー部のキャプテン・赤山を演じる佐伯は「この作品はかなり斬新で熱のある作品になったと思います」と語り、「まだいっぱいいっぱいな部分もたくさんあるんですが、それも含めていい作品になるように全力を尽くして頑張りますので、ノーサイド(試合終了)までみなさんお付き合いください」と呼びかけた。

 脚本・演出を手がける西田は「お話をいただいた段階では、自分にとってはどうやって演劇化するのか想像つかないことでした。でも、私は未知の世界に冒険に行くというのが演劇の役目だと思っていますし、自分のもっとも興味があることだと思いまして」と語り、「しっかりと原作と向き合っていくうちに、これは人生の冒険を始めようとしている若者たちの青春物語だと気づきました。これから始まりますが、素晴らしい冒険の作品になったと思います」とコメント。

 さらに「世界一のマイム俳優だと思っている“いいむろなおき”さんにも一緒に原作を読み込んでいただき、みんなに体の動きをしっかりと指導してくださったので、そのおかげで、全員で次元の壁を越えるような演劇ができていると思います」と自信をのぞかせた。

 この作品を通して、ラグビーに対してのイメージが変わったというキャスト陣。原嶋は「いろんな体格の人がいるということと、今回の作品のセリフにもありますが『誰でも主役になれる』というスポーツなんだなという、根本的なことに気づいて、ラグビーに対しての愛が芽生えました」と語る。伊万里は「舞台上でラグビーを表現しているんですが、“ラグビーをやってるな”って思う。実際にラグビーをやっているわけではないけど、お互い力が入るし、タックルとかもするので、けっこう痛いんです」と明かし、「ラグビーは男同士の本当の戦いなんだなって思いました」とコメント。

 また、原嶋は劇中に出てくるラグビーのトレーニング方法について触れ「“亀”という練習をするシーンがあるんですが、見た目はすごく地味でもめちゃくちゃキツイんです」と告白し、「セリフでも言っているので、ぜひチェケラー!!」とテンション高く語ると、松風らキャストから「急にチャラくなったな!!」と突っ込まれ、笑いを誘う。

 佐伯が「1個1個のシーンが、“コレ、できるの?”っていうところから始まっていて。みんなで考えて、体を使って動いてやってみて、それを動画で撮って見返す…ということの繰り返しで、毎日がゼロからのスタートみたいな感じの稽古だったので、それが大変でもあり、楽しかったです」と語ると、伊万里も「体もツライけど、頭で考えないといけなかったし、すべてが大変でした」と振り返る。

 また、稽古を経て、肉体的にも精神的にも変化があったそうで、原嶋は「体脂肪が落ちて、ウエストが3cm細くなった」と明かし、「筋トレに詳しいメンバーがいるので、稽古場でみんなで筋トレをしたり、僕らなりに体づくりの努力は、この1ヵ月間一生懸命やってきました」と力強く語る。佐伯も「僕は赤山という体がデカイ役というのもありますが、一番大切だと思っているのは背中の大きさ。男として背中で語れるようにならないといけないなと思って、そこを重点的にやりました」と告白。

 松風は精神面について触れ「最初はどうなるんだろう?って思っていたんですが、さっきみんなで話していて気づいたんですが、内容に関してはまったく不安感がないんです。すごいものができたなという実感があって、そこの心境の変化が一番大きいかなと思います」と語った。

 そんなキャストたちをコーチ役の立場で見守っていた萩野は「僕は選手の役ではないんですが、稽古を見ていて涙が出るのを抑えるのが大変でした。それぐらい素晴らしい作品」と明かす。続けて西田が「きつかったって言うけど、楽しかったでしょ?」と問いかけると、キャスト陣は笑顔で「楽しかったですね~」と声を揃えた。

 舞台「ALL OUT!! THE STAGE」は、5月25日(木)~6月4日(日)Zeppブルーシアター六本木にて上演。10月11日には本公演のBlu-ray&DVDの発売が決定。

(C)雨瀬シオリ・講談社/「ALL OUT!! THE STAGE」製作委員会

最終更新:5/26(金) 0:12
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