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会社をダメにする社長は文系か理系か~復活のソニーと混迷の東芝

5/25(木) 17:20配信

投信1

ソニーの復活を率いる平井社長は文系出身

2017年5月23日、ソニー <6758> は2017年度の経営方針説明会を開催しました。そのなかで平井一夫社長は、2018年3月期の営業利益予想5,000億円について「十分に狙える」と達成への自信を示しています。

もちろん、2018年3月期はまだ始まったばかりであり、実際に20年ぶりの5,000億円台の営業利益が達成できるのかは終わってみなければわかりません。とはいえ、これまで課題であったテレビ事業で黒字が定着してきていることや、ゲーム、デジカメ、半導体などの好調が持続する可能性が高いことなどを考慮すると、上述の発言に違和感はありません。

また、プレゼンテーションを行う平井社長の姿を見ながら、「強いソニーが戻ってきた」という印象を持つと同時に、「メーカーの文系社長は会社をダメにするのか?」という記事の「メーカーは文系出身者が経営トップになると振るわなくなる」という都市伝説のような俗説が全くの誤りであることも改めて感じました。

ソニーの歴代社長には文系が意外に多い

というのも、平井社長は国際基督教大学卒の文系社長であるからです。

また、1946年創業で今年71年目を迎えるソニーには10人の社長経験者がいますが、下表のように最終学歴が文系の社長は6人、理系が4人となっています。ソニーというとハイテク企業であるため理系出身者中心のイメージですが、実際には文系社長も意外に多かったということです。

そもそもソニーの場合、初代社長の前田多門氏(元文部大臣、創業者の井深大氏の義父)は東京帝大(現在の東大)法学部出身です。また、CD(コンパクトディスク)の商品化や映画事業への進出を果たした大賀典雄氏は東京芸術大学出身であり、その次の出井伸之氏も早稲田大学政治経済学部出身の文系社長でした。

もちろん、2代目で実質的な創業社長である井深大氏や、ウォークマンなどのユニークな製品を世界的にヒットさせた3代目の盛田昭夫氏は理系出身者であったことも忘れるべきではありませんが、ソニーには出身学部に左右されない多様性を重視するDNAのようなものがあると感じられます。

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最終更新:5/25(木) 17:20
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5215円、前日比+38円 - 11/17(金) 15:00

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1692円、前日比+13.5円 - 11/17(金) 15:00

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292円、前日比+3円 - 11/17(金) 15:00