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術後管理不備で男性死亡 遺族に4000万円賠償

5/25(木) 8:38配信

岐阜新聞Web

 岐阜市民病院は24日、頸椎(けいつい)の手術を受けた60代の男性患者の術後の管理体制に不備があり、約1年8カ月後に合併症で死亡する医療事故が起きたと発表した。病院は過失を認め、親族に賠償金4千万円を支払うことで示談した。
 病院によると、男性は両手のしびれなどを訴え、頸椎症性脊髄症と診断。2014年1月に頸椎の複数の骨を除去する手術を受けた。手術は午後1時半ごろに終了。男性は一般病棟の個室に入り、翌日午前7時ごろ、看護師が脈拍や血圧に問題ないことを確認、会話もできたという。
 約40分後に容体が急変。男性はナースコールを鳴らしたが、患者51人を看護師4人で受け持つ時間帯だったこともあり看護師が急行できず、約8分後に駆け付けると男性に意識はなく、低酸素脳症に陥り、15年9月に肺炎のため死亡した。
 病院は第三者委員を交えた医療事故調査委員会を設置し、検証。容体急変の原因は特定できなかったが、術後の管理体制は問題と指摘していた。病院は親族と示談するとともに、同様の手術を受けた患者は術後最大48時間、集中治療室や高度治療室で管理する再発防止策を講じた。

岐阜新聞社

最終更新:5/25(木) 8:38
岐阜新聞Web