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指定国立大学って何? 東大など7大学が応募

5/25(木) 10:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

文部科学省は、ハーバード大学にも負けないような世界レベルの大学づくりを目指して、昨年末に「指定国立大学法人」を公募しました。これに対して、東京大学をはじめ7国立大学が応募をしています。旧帝大系では東大・京大など本州の5大学が応募しましたが、北海道大学と九州大学は応募を見送りました。文科省は今年夏ごろまでに指定国立大学法人を指定する予定です。指定国立大学法人とは、どんな大学なのでしょうか。

ハーバード大とも戦える大学を目指して

グローバル化時代の国際競争で日本が生き残るためには、大学の国際競争力を上げることが欠かせません。文科省は、国公私立大学全体を対象にした「スーパーグローバル大学」の指定などを行っていますが、やや力不足である感は拭えません。

このため、政府の産業競争力会議は、世界と競争できる国内トップクラスの国立大学を指定して、世界水準の実力を持つ大学をつくることを提言しました。これを受けて文科省は、国立大学法人法改正案を国会に提出しました。

同改正法は、2016(平成28)年5月に国会で成立し、17(同29)年4月から施行されることになったため、それに合わせて文科省は、世界で競争できる国立大学として「指定国立大学法人」の公募を2016(平成28)年11月から開始。2017(平成29)年4月までに東京大学など7大学が応募しました。

応募した大学が少ないように見えますが、これは応募条件がとても厳しかったためです。「国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことを求める」ため、「研究力」「社会との連携」「国際協働」の3分野ごとに、被引用論文数の割合、外国人留学生や日本人派遣学生の割合などの項目が設定されており、しかも各分野で少なくとも1つ以上の項目が「国内10位以内」に入っていなければならないとされています。つまり、国内トップテンの国立大学の中から指定国立大学法人を指定するというわけです。このため当初から、旧帝大クラスの国立大学しか応募できないと言われていました。

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