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検察官に暴行、退廷後は地裁の窓割る 被告を再逮捕

5/25(木) 8:15配信

福井新聞ONLINE

 福井地裁で4月に開かれた刑事裁判中に被告が検察官を床に押し倒した事件で、福井署は24日、検察官にけがを負わせ、退廷後に収容された部屋のガラスを割ったなどとして、福井市生まれの住所不定、無職牧野武被告(32)=常習累犯窃盗、住居侵入罪で公判中=を公務執行妨害と傷害、器物損壊の疑いで再逮捕した。

 逮捕容疑は4月28日午後1時40分ごろ、福井地裁1号法廷で、検察官に飛びかかり押し倒すなどの暴行を加え、職務を妨害、首に擦り傷を負わせた上、退廷後の同2時10分ごろには、同地裁地下の収容室で窓やのぞき窓のガラス計3枚を蹴るなどして破損させた疑い。

 福井地裁によると、県内の裁判所で公判中に被告が暴行行為をした例はなかった。全国的にも珍しい。

 牧野被告は被告人質問の最中に検察官への不満をまくし立て、証言台の前で座った状態から突然、検察官席の机を乗り越え、座っていた検察官を襲った。刑務官数人に取り押さえられたが、退廷命令後も「ぶち殺してやるぞ」「謝れ」と叫び続けながら法廷から引きずり出された。

福井新聞社