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定員40人ずつ減を検討 群馬県教委が来年度以降 進学校の前橋、前橋女、高崎、高崎女の各高校

5/25(木) 6:01配信

上毛新聞

 少子化による中学校卒業見込み者の減少を見据え、群馬県教委が都市部の進学校を中心に、県立高校入学者選抜募集定員の大幅な削減を検討していることが24日、分かった。2018年度以降、現在320人定員の前橋、前橋女子、高崎、高崎女子で1学級(40人)ずつ削減することなどが議論されている。県教委は6月に18年度の削減案をまとめ、公表する見通し。

◎削減になれば大規模校の定数減は21年ぶり

 県立など公立高(全日制)の全県の定員について、県教委は現在の328学級を、21年度までに290学級程度に減らすことを計画している。

 18年度は富岡と富岡東、中之条と吾妻がそれぞれ統合して新設される「富岡」と「吾妻中央」について、統合前より計2学級分削減することを検討。さらに、前橋、前橋女子、高崎、高崎女子などを加えて、全県で10学級程度の削減を視野に、検討しているもようだ。全県で13学級減となった11年度以来の削減規模となる。近年は15年度が全県で2学級、16年度が3学級減らしたが、17年度は増減なしだった。

 前橋、高崎両市の4校は県立高のうち大規模校に位置付けられ、削減が実現すれば1997年度に9学級から8学級になって以来の定員減となる。県教委関係者によると、2市の伝統進学校の定員削減は、生徒の学力水準を維持するとともに、他校のレベル向上を図る狙いもある。

 県内の中学校卒業見込み者は1989年度の3万3859人をピークに急速に減少。2018年度は前年度より600人ほど少ない約1万8800人になる見込み。さらに、21年度は1万7290人まで減少する見通しだ。

 教育行政に詳しい高崎経済大地域政策学部の吉原美那子准教授(教育行政学)は「少子化が進展する中、高校の定員削減は避けられない。少数精鋭にするのか、地元に残る人材を増やすのか。どういった方針で減らすのかが重要だ」と話している。

最終更新:5/25(木) 6:01
上毛新聞