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【データから見た都議会】議員提案は9%→12%に上昇も、小池知事提案は100%原案可決?の現実。都議会の役割とは…

5/25(木) 7:00配信

選挙ドットコム

91%は知事提案で議員提案はわずか9%だったが、小池知事就任後は12%に上昇

都議会議員選挙まで、いよいよあと1ヶ月と迫ってきた。
議会活動についてはこれまでも高橋亮平(一般社団法人政治教育センター代表理事・NPO法人 Rights代表理事・元中央大学特任准教授・元市川市議・元市川市長候補)ブログでも書いてきており、都議会についても昨年9月に『これでいいのか都議会!議員による条例提案はわずか2.9%、知事提案の原案可決は99.6%』を書いたが、都議会を目前に控え、この4年間の任期の中で、議会としてどういった活動を行なってきたのか、データとして客観的に見える部分について今回は紹介して行くことにしたい。

前回選挙後の2013年の第3回定例会から最新の2017年第1回定例会までの都議会のデータをまとめてみた。
今回は、議案に限ってカウントしたのだが、知事提案による提出議案はこの間に924件あったが、一方で議員提出議案は101件と、提出議案の90.1%は知事提案となっており、議員提案はわずか9.9%しかない状況となっている。
この点については前回も指摘したように議会としての役割を考えた際に、寂しい状況といえるのではないかと思う。

小池知事就任前の9.4%から上昇

ただ、小池知事が就任した後の2016年第3回定例会以降に限定すると、議員提案の割合は11.9%と、小池知事就任前の9.4%から上昇していることも分かる。
その意味では若干ではあるが「活発になったのでは?」との印象も受ける。

小池知事就任以降は議会ごとに都議会による条例案の提案が増えている

議員提出議案の内容についても内訳を見る。
小池知事就任前に47.5%と最も多くを占めていたのが意見書であり、条例案は31.3%でしかなかったのに対して、小池知事就任後には条例案の提出が47.6%と最も多くを占め、意見書は38.1%になっているのもいい傾向に感じる。

条例案の提出は増加傾向

経年で件数も比較してみると、条例案の提出は増加傾向に、意見書は大幅に減っているように見える。
小池知事が就任してからはまだ3定例会しか行っていないため単純な比較はできないが、その3回の推移を見ても議員提出の条例案は毎回増えている。
次回の2017年第3回定例会は、7月の選挙直前の6月になるため、議員たちが選挙活動にウェートを置いて議会活動が対応できなくなるのか、それとも選挙という意味でも議会での活躍にウウェートを置くのかという点についても注目である。

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最終更新:5/25(木) 7:00
選挙ドットコム

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