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JFEスチール、建築向け形鋼の生産強化へ倉敷で30億円投資

5/25(木) 6:01配信

鉄鋼新聞

 JFEスチールは24日、西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)で建築向け形鋼の生産基盤を強化すると発表した。約30億円を投じて形鋼工場の主要設備を段階的に更新し、生産や品質の安定性を高める。すでに冷却装置を更新したほか、今年12月までに中間圧延機のハウジング(躯体)を刷新する。2020年の東京五輪以降も社会インフラの老朽更新などで建築向け形鋼の旺盛な需要が続くとみており、需要を着実に捕捉する生産体制を整える。

 第1弾として冷却設備の「SuperOLAC―S(スーパーオラック・エス)」を更新した。投資額は約2億5千万円。新設備は3月18日に営業運転を始めた。
 同設備はH形鋼の形状や材質を造り込む機能を持ち、1997年の稼働から20年経て老朽化。今回の更新で建築向けH形鋼の主力商品「スーパーハイスレンドH(SHH)」など高機能材のほか「HBL―H355」など高強度材の生産や品質の安定性を高めた。リードタイムの短縮にもつながる見込みだ。
 これに続き形鋼工場の中間圧延機のハウジングも更新する。投資額は約25億円。12月の稼働に向け、今後工事を進める。中間圧延機は鋼矢板の寸法形状を造り込む設備。更新に合わせ現状より大型のハウジングを導入し、ハウジングの構造強度を高めて大断面サイズや高強度の鋼矢板の生産効率を引き上げる。
 JFEスチール全社の形鋼生産能力は年約120万トン(軌条含む)。倉敷と西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)の2工場で生産している。

最終更新:5/25(木) 6:01
鉄鋼新聞